今回は、日本語教師になって「自分って変わったなぁ・・・」と感じたエピソードと私の頭の中のお話をします。
最初にまとめを書いちゃいます!
昔は自分の常識が判断基準の物差しになっていたんです・・・。
しかし、日本語教師になって異文化に出会い、いろんな人の価値観に出会い
物事を一つの面からだけじゃなく、違う面から見られるようになれました。
そして、自分自身の変えたいな、この自分は好きじゃないな…と思っている部分も自分らしさなのだ!
と気がつくことができました。
目次
日本語教師になって変われた…!と感じたエピソード
人それぞれ価値観や考え方は違う
自分の価値観と違うとどうして?って思ったり
自分の理想や期待と違うとがっかりしてしまうことはありませんか?
私はありました・・・!
例えば、普通だったら今のところは気を使うところだよね・・・?えっ?違うの?
とかとかです。
自分の物差しで考えてしまうと、自分の「普通」が他の人にとっても「普通」だと思ってしまうのです。
しかし、日本語教師になって気がついたことがあります。それは、
「国が違えば文化が違う」
「人それぞれ価値観や考え方が違う」
「自分の常識は常識ではない」
ということでした。
私が苦手だったタイプの人
私はハッキリ物事を言う人が得意ではなく、苦手でした。
(黒か白かでグレーがないようなタイプの方です。厳密に言うと、相手の気持ちお構いなしにハッキリ言う人です)
なぜ苦手だったのかと言いますと、
「どうしてこの人は、そんな風にハッキリズバズバっと言うんだろう・・・」
「もっと違う言い方をしたらいいのに・・・」
と、人の気持ちを考えない人だと思い嫌だなぁと思っていたのです。
これは、私自身がハッキリ物事を言えないから・・・というのもあるかもしれません。
ハッキリ言ったら嫌われちゃうかも・・・
これを言ったら相手がどう感じるかな・・・
と思うと、なかなかハッキリ物事を言えずにいることが多かったです。
私の答えは白でも黒でもなく「グレー」
白か黒かで答えなくちゃいけなくても、私の答えはグレーでした・・・。
とはいっても、ハッキリ物事を言える人に憧れる部分もあって、そうなりたいなと思ってはいました。
でも、自分とはタイプが違うんだ・・・と思って、しょうがないと思ってもいました。
「自分の物差し」とは?
でも、考えてみると、「ハッキリ物事を言うのはちょっと・・・」と思っていること自体、自分の物差しで物事を考えているんですよね。
昔の私だったら、
「ハッキリ物事を言う=人の気持ちを考えない人」
だと思っていたし、
私の常識からしたら、あまり考えられませんでした。
できるだけそういった人とは、距離を取ってきたように思います。
しかし、そう思っているのは「私の価値観」で、「自分の物差し」で物事を見ているからでした。
他の人からしたら、
「ハッキリ物事を言わない=人のことに関心がない人」
と思っているかもしれませんよね?
もちろん、それも本当のことなんて聞かなきゃわからないのですけどね^^
自分の物差しをポイっと捨ててみれば、
ハッキリと厳しいことを言うのは、その人が無神経だからではなく優しさである。
ハッキリ言わないで曖昧に言う方が不親切である。
と考えることもできますよね。
今まで苦手だったタイプの人だったけど・・・
2・3年前に出会った人がいました。
その人は私が苦手としていたタイプの人でした。今までの私だったら苦手だな・・・と思って、あまり関わらないようにしたと思います。
自分の意見をハッキリ言う
ダメなことはダメだと言う
嫌なことは嫌だと言う
そうです、ハッキリ物事を言う人でした。
私もその人に言われたことがあります。
「たのすけはずるい部分があるよね。嫌われたくないと思って何でもハッキリ言わない」
すごくドキッとしました。自分の核心を突かれたような・・・その通りだと思いました。
「昔の私」と「今の私」
今までの私だったら、「たのすけはずるい部分があるよね」なんて言われたら、
「そんなの自分でもわかってる・・・!なのに、直接ハッキリ言うなんて、なんて無神経な人なんだろう・・・!」
そう思って、仲良くはならなかった?なれなかったと思うし、距離を取って近づかないようにしていたと思います。
でも、その時はそう言われてもあまり気になりませんでした。
もちろん痛いところを突かれたような感じはありましたが、この人嫌だ…みたいな拒絶反応はありませんでした。
「そ、そうなの・・・!それがたのすけなの・・・!自分でもそう思っているの…( ̄▽ ̄)」
と思うことができました。むしろ、本質を見抜く力がある・・・!すごい・・・!と思いました。
確かに、物事を白か黒かをハッキリ言わずに限りなくグレーにしようとするのは、ずるい・・・!という気持ちもわかります。確かに、ずるい・・・!
だけど、悪い面もあるけど、いい面もあると思っているのです・・・!
白か黒かで言えない分、どうオブラートに包んで伝えれば相手の人が嫌な気持ちにならないかを考えているのです。
「ずるい!」と言われても、「何をー!!!(怒)」とかも思わなかったですし、ずーん・・・と激しく落ち込むこともせず、
むしろ、相手のことを思って厳しいことでも言ってくれる優しさを持っており、感謝すべきことであると思えました。
いろんな出会いが私を形作っていった
結果的に、今までだったら苦手であまりお近づきになりたくはない、距離を取りたかったタイプの彼女とは、仲良くなれました・・・!!
自分にはないものを持っていて素敵だなと思うし、尊敬しています。
仲良くなれたからこそ、ハッキリ物事を言うけれども、そこには相手のためを思った愛情が含まれていることがわかりました。
これも日本語教師になって、
いろんな異文化に出会って
いろんな学生たちに出会って
それぞれが違う価値観や考え方に出会ったおかげだと思います。
最初から苦手だな・・・と思って、彼女と距離を取っていたら、彼女のいいところに気がつくことはできなかったと思います。
彼女は彼女で言い方がキツイことがあると自覚をしていたようで、私との会話の中から「なるほど…!そんな風に伝えればいいんだね」とオブラートに包んで伝える言い方など、発見があったようです。
自分の常識で物事を考えなければ、相手のことをよく見ていいところを認めて、尊重し合うことができますよね。
価値観の合う人と一緒にいるのは居心地がいいのですが、自分と価値観や考え方が違うからこそ、お互いに学ぶこともあるんだ、と思いました。
苦手でも努力はしています
基本的に今でもハッキリ物事は言いません。苦手です・・・。
グレーにオブラートに包んで伝えます。
この間なんか、自分の親に伝えるのにオブラートに包みすぎて伝わらなかったことがありました。
あちゃーでした・・・!笑
ハッキリ伝えることも大事ですね・・・!
そんな私ですが、グレーであってもきちんと伝える努力はします。
学生に話すときは、グレーにオブラートに包みすぎると、何を言いたいのかが伝わらないので、ハッキリ伝えるようにしています。
それもあってか、ハッキリ言わなきゃいけないときは、少しだけ言えるようになりました・・・!
【まとめ】いろんな側面から物事を見たい!
変えたいな…と思っていた自分の嫌な部分が、絶対ダメなもの!と思うのではなく、今ではそれも自分である、と認めてあげられるようになりました。
「自分は〇〇だと思うのにどうして?」など、
自分の価値観に当てはめて、自分の物差しで物事を見ずに、今後もいろんな側面から物事見ていきたいと思っています。
価値観や考え方が違うことを認めて、できるだけ尊重し合いたいですね。
日本語教師になって「自分って変わったなぁ・・・」と思ったエピソードと頭の中を紹介しました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
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日本語教師たのすけです。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。