日本語教師の疑問

【2020年度版】留学生の国籍ベスト10|日本語教師の基礎知識

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「日本に来る留学生はどの国が多いの?」

こんな疑問を持っていませんか?

 

たのすけ
たのすけ
この記事を書いているのは、日本語教師のたのすけ(@t_tanosuke)です。以前は日本語学校で専任講師をしていましたが、現在はオンライン日本語教師として働いています。

 

この記事を読めば、以下の疑問がわかります。

  • 日本に来る留学生の国籍はどこが多いの?
  • 日本に来る留学生の出身地域は?
  • 日本に来る留学生の男女比率は?
  • 日本に留学に来る理由は?

 

日本語教師で「日本に来る留学生の国籍はよくわからない…」なら、ぜひこの記事を読んでみてください。

日本語教師なら、基礎知識として知っておきたい情報ですよ。

 

日本に来る留学生の国籍について

世界

2008年に留学生30万人計画が打ち出され、日本に来る留学生に数は年々増加していました。

2019年には、初めて30万人を超えましたが、2020年はコロナの影響で日本に来る留学生の数は減ってしまいました。

 

では、実際に留学生の国籍はどこの国か見ていきましょう。

 

日本に来る留学生の国籍ベスト10

日本に来る留学生の国ベスト10です。( )の中は、全体に占める割合です。

1位:中国(43.6%)
2位:ベトナム(22.3%)
3位:ネパール(8.6%)
4位:韓国(5.6%)
5位:台湾(2.5%)
6位:インドネシア(2.2%)
7位:スリランカ(1.9%)
8位:ミャンマー(1.5%)
9位:バングラディシュ、モンゴル、タイ(1.1%)

参照:2020(令和2)年度外国人留学生在籍状況調査結果

 

9位が3つあったので、10位はありません。

中国とベトナムで、全体の65.9%も占めています。

 

日本に来る留学生の出身地域ベスト3

日本に来る留学生の出身地域ベスト3です。( )は、全体に占める割合です。

1位:アジア(94.6%)
2位:欧州(2.8%)
3位:北米(0.7%)

参照:2020(令和2)年度外国人留学生在籍状況調査結果

 

日本に来る留学生は、ほとんどがアジアから来ています。

 

日本に来る留学生の男女比率

日本に来る留学生の男女比率は、男性の方が多いです。

男:55.5%
女:44.5%

参照:2020(令和2)年度外国人留学生在籍状況調査結果

 

日本に留学に来る理由

日本

日本に留学に来る理由をまとめました。

実際は、日本に留学する理由は個人によっても違いますし、これだけで判断できるものではありません。

私が日本語学校で働いていて、見聞きした見解も含まれていますので、ご了承ください。

 

1位:中国

  • 文字が漢字を使っているので、日本語を勉強しやすい。
  • 富裕層が増え、日本に興味関心が薄れているのも事実だが、実際には中国国内で格差が大きく、出稼ぎやジャパンドリームを求めて日本に来る中国人もいる。
  • 日本文化が好きで勉強している。

 

2位:ベトナム

  • 昨今のベトナムへの日系企業の進出が日本語ブームの火付け役になっている。
  • 日系企業は給料や福利厚生の面で、ベトナムの企業より人気がある。
  • 働きなら勉強ができ、お金を貯金することができるという「うその情報」に騙されて来る人も多い。
  • 出稼ぎ目的で親が子供を留学させる場合もある。

 

3位:ネパール

  • 英語ができるネパール人が日本に来る目的は、「出稼ぎ」が多い。
  • 働きなら勉強ができ、お金を貯金することができるという「うその情報」に騙されて来る人も多い。
  • 「難民」申請目的で留学生として日本に来る人もいる。

 

4位:韓国

  • 富裕層は英語圏に留学してしまう人が多いが、留学先としてはまだ日本も人気がある。
  • 英語+αの言語として日本語を選択する。

 

5位:台湾

  • 親日家が多く、日本・日本文化が好きで日本語を勉強している。

 

6位:インドネシア

  • 日本・日本文化が好き。
  • 最近日系企業が増えており、日系企業は現地の企業より給料が高く、人気がある。

 

7位:スリランカ

  • 「出稼ぎ」目的が多い。
  • 働きなら勉強ができ、お金を貯金することができるとという「うその情報」に騙されて来る人も多い。

 

8位:ミャンマー

  • 日本の大学に進学して、学んだことを国に持ち帰って国に貢献したい。

 

9位:バングラディシュ

  • バングラディシュに進出している日系企業が増えている。

 

9:位モンゴル

  • 日本の大学に進学して、学んだことを国に持ち帰って国に貢献したい。

 

9位:タイ

  • タイに進出している日系企業が多い。
  • タイでは給料水準はどんどん高くなっていので、日本で就職目的よりは英語+αのスキルがあれば、現地で給料のいい仕事につけるので日本語を勉強している。
  • 日本・日本文化が好き。

 

まとめ

十人十色

日本語教師としては、日本に来る留学生の国籍は知っておきたい情報です。

留学に来る理由は、アジア圏は日本文化が好きという人も大勢いますが、「お金を稼ぎたい」「将来日本で生活したい」という目的で日本語を勉強したり、日本留学をする人は多いようです。

欧米圏は日本文化が好きという人が多いですね。

 

留学生の国籍を見ると、日系企業が進出している国だったり、その国の経済事情が垣間見えたりしますよね。

 

日本語教師としては、理由はどうあれ日本語を勉強してくれるのはうれしいですよね。

日本に留学に来る理由は人それぞれですが、日本語教師の仕事は、留学生の日本語を上達させることです。頑張りましょう!

 

以上、たのすけでした。

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