「問題を解いて答え合わせの授業はいつも単調になりがち・・・」
「答え合わせのやり方はこれでいいの・・・?」
そんな疑問や悩みを持っていませんか?
問題を解いてそれを答え合わせをする授業の場合、どうしても単調になりがちで、これでいいのかな?と不安になりますよね。
私も日本語教師になったばかりの頃、不安でした。
徐々にこんな風に進めるのがいいのかなぁと思ったやり方があるので、「たのすけの場合は」という感じで紹介したいと思います。
この記事を読めば、以下の疑問が解決します。
進め方に不安があるなら、ぜひこの記事を読んでみてください。
目次
問題を解いて答え合わせの授業の進め方
問題を解いて答え合わせの授業ってどんな授業?という疑問に答えると、例えば、「みんなの日本語」の課の最後にある「問題」や「復習A」などのことを言います。
進め方はどうする?
問題を解いて答え合わせの授業は、その通りに、学習者に問題を解いてもらい、授業の中で答え合わせをします。
答えは口頭だけ?書いたほうがいい?
私の考えでは、答えは口頭で言った後に、ホワイトボードにも書いたほうがいいと思っています。
理由は、学習者によっては、「切って」と「聞いて」など、聞いただけだと間違ってしまうこともあるからです。
なので、答えはホワイトボードにも文字で書いて、視覚でも正しい正解を確認できるようにします。
問題を解く時間は決めたほうがいい?
問題を解く時間は決めたほうがいいです。
進度を見ながら答え合わせをしようとすると、学習者によって問題を解くのが早い学習者もいれば、遅い学習者もいるので、どこに合わせたらいいのかわからなくなってしまいます。
クラスの大体が解き終わったら・・・にするのではなく、「まずは〇分で解いてみよう」と時間を決めて問題を解かせます。
そうすることで、制限時間以内に解くぞ!と意識して取り組んでもらえると思うのです。
時間になってもクラスの半分以上が終わっていなかったら、時間を延長するなど、その場に応じて臨機応変に対応します。
答え合わせのとき、学習者の指名はどうする?
私の場合、席順で学習者を指名をしていました。席順で指名をすると、いつ自分が指名されるのかがわかり、その問題を一生懸命解いたり、それ以外に集中力を切らしてしまうという弊害もあります。
しかし、大人数のクラスで問題の答え合わせをするときに、バラバラに指名すると、「あれ?あの学生はもう指名したっけ?」となってしまい、テンポよく指名できなくなってしまいます。
また、指す回数にバラつきが出てしまう可能性があるので、席順で指名していました。
ただし、いつも席順通りというわけではなく、集中力が切れたかな・・・?という学習者を発見したら、すかさず指名をします。見逃しません・・・!笑
答え合わせは単調だけど、工夫できる点はある?
誰もが問題を解いて答え合わせをする授業は単調になりがち・・・、そう思っていると思います。私もそうでした・・・!
普段の授業とのメリハリで、普段の授業が「動」だとするなら、問題を解いて答え合わせをする授業は「静」だと思っています。
なので、「静」の授業があってもいいのかな、と思います^^
工夫できる点については、次で紹介します。
授業でやる問題の答え合わせを意味のあるものにするには?
ただ問題を解いて答え合わせをすればいいのなら、実際は自習で十分ですよね。
せっかく授業で答えあわせをするのですから、教師がいる意味を作りましょう。
どのようにすればいいのかというと、学習者が間違ったところを解説するだけではなく、間違えなくても重要なところだったり、間違えやすいところは、ポイントとして伝えます。
それから、復習しながら進めていくのもいいですね。
例えば、以下のような問題があります。
学習者が正解の「に」と答えたとしても間違えたとしても、「泊まります」の助詞は「に」であると、強調したりします。
初級の頃は、助詞を間違えやすいので、「に」を使う特別な動詞には注意させます。
答えは「古い」ですが、その時に、じゃあ「暑い」の反意語は?と質問したりして、途中途中で復習をしながら進めるのもいいと思います。
という問題があったら、書かれている動詞以外に口頭で質問してもいいですね。
「います」「降ります」などのスペシャルⅡグループをテ形に変換してもらったり、間違えやすい「話します」をテ形に変換してもらったりなどします。
このように、ただ問題の答え合わせをするのではなく、それ以外の+αを取り入れながら進めることで、教師がいる役割が生きてくると思います。
【まとめ】単調になりがちな答え合わせは、+αを取り入れよう!
問題を解いて答え合わせをする授業の進め方や、工夫できる点について紹介しました。
問題を解いて答え合わせをする授業は「静」の授業!!だと思って、必ずしも文法の授業みたいに学習者に発話してもらわなくちゃ・・・!と思う必要はありません。
しかし、「正解は〇〇です」で終わりにするのではなく、教師がいる意味として+αのことを工夫してみましょう。
以上、たのすけでした。
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日本語教師たのすけです。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。