「組織の中で働くの疲れたな…」
「もっと自由に働きたいな…」
日本語教師の方!そんなことを思っていませんか?
私は以前、国内の日本語学校で専任講師として働いていました。日本語学校で働く楽しさも十分に知っています。
しかし、今はオンラインで日本語を教える「オンライン日本語教師」をしています。
結論から言うと、オンライン日本語教師になってよかったと思っています!
日本語学校で専任講師として働いていたときは、大変なことはあっても、やりがいを感じていたし、「ずっと日本語教師を続けたい!」と思っていました。
しかし、体調を悪くしてしまい、日本語教師の仕事を一旦離れる決断をしました。
この記事では、私が日本語学校ではなく、なぜオンラインで日本語を教えることにしたのか、その理由をお伝えしています。
もし、「組織で働くのが疲れたな…」「もっと自由に働きたいな…」と思っているなら、ぜひ参考に読んでみてください。
目次
オンライン日本語教師に転職した3つの理由
私がオンライン日本語教師に転職した理由は3つあります。
1.組織にとらわれずに働きたい

まず一つ目は、「組織にとらわれずに働きたい」と思ったことです。
振り返ってみても、日本語学校で専任講師として働いていたことは、私の財産になっています。
日本語学校で働かなければ、今の私はなかったと思うし、学んだことは多くありました。
いろんな日本語教師の方に出会って、その人それぞれの価値観の話を聞けたり、日本語や学生に対する想いを聞けたりしました。
それから、日本語の教え方の面でも教えていただくことが多く、本当に勉強になりました。もし最初からオンライン日本語教師になっていたら、日本語教師としての成長はなかったと思います。
しかし、日本語学校は会社なわけで「組織」です。
組織であるがゆえにいいところもあれば、それが苦しいと思う人もいます。
私は後者でした。
組織で働くということは、その組織の方針に沿わなければなりませんよね。
いい子でいなくちゃ、周りに合わせなくちゃ、期待される応えをしなくちゃ、そう思っていた私は、
「それは違うんじゃないかな…」
「私はこうしたいんだけどな…」
「そうじゃないと思うんだけどな…」
と、会社や日本語学校の方針と自分の考えが違うことがあっても、それに反した意見を言えませんでした。
「組織」で働くということは、その方針に従わなければならない。
それはわかっているし、仕方のないことです。
でも、私はそれが苦しかった。
気持ちとは裏腹のことをするのが苦しくて嫌だった。
でも、嫌だなと思っていても、仕方がない、するしかないと思ってやっている自分も嫌だった。
そんなことがある度に、しまいには体調を悪くしてしまいました。
日本語教師としては働くのはやりがいを感じて楽しかったけど、組織の方針でも納得のいかないことをするのは心が苦しくて、このまま続けたら、いつか本当にどうにかなってしまう。そう思って、日本語教師の仕事を一旦離れる決断をしました。
日本語教師の仕事を休んでいるときに思ったのは、
「やっぱり日本語教師として働きたい!」
「日本語を学びたい人の手助けがしたい!」
でも、
「自分の気持ちを大切にしたいし、自分が納得していないことはしたくない!」
ということでした。
じゃあどうする?
「組織にとらわれずに、もっとのびのび働こう!」
それで、「組織にとらわれずに働ける」ように、オンラインで日本語を教える道を選びました。
詳しくは「組織で働くのに疲れた人にオンライン日本語教師がおすすめな理由5選」の記事にも書いています。
2.仕事への価値観が変わった

二つ目に、私自身「仕事への価値観が変わった」こともあります。
20代で日本語教師に転職して、がむしゃらに働きました。
仕事から帰ってからも仕事に行く朝も土曜日も日曜日も、授業の準備をしたり宿題の採点をしたり、とにかく働いたな~と思っています。
日本語教師になったばかりの私はというと、平日の夜に外食するのは嫌いでした。理由は、宿題の採点もあったし、翌日の授業の準備や確認もしたかったし、とにかくやることがあったからです。
土曜日と日曜日に1泊で旅行に行くのなんて、もっと嫌でした。理由は、翌週の授業準備をしたかったからです。
遊びに行っても思うように楽しめなくて、完全に付き合いの悪い人になっていました。
「もう疲れた~!嫌だ~!辞めてやる~!」と思うことは何回もありましたが、当時はワーカホリックみたいになって、その異様さに気づいていなかった。
もっといい授業ができるようになりたい!と思っていたし、学生の日本語が上達していくのを見るのは本当に嬉しかったからです。
もちろん、いつまでも時間に追われていたのかというとそうではなくて、日本語教師として経験を重ねていくうちに、授業準備をする時間はもちろん減ったし、時間に余裕も生まれてきました。
でも、体調を悪くして日本語教師の仕事から離れて気づいたことがあります。それは、
もっと気楽に人生を楽しみたい。
仕事も楽しいけど、仕事以外のことも楽しみたい。
体調を悪くして、大切な人を悲しませたくない。
ということでした。
私の「仕事への価値観が変わった」のは、仕事に対する価値観が違う主人と出会えたからでもあります。
主人は仕事よりも趣味に全力投球!健康でストレスなく過ごせることが一番!嫌なことを無理してする必要はない!という考えで、人生を楽しむことを一番に考えています。
100%全力投球だった仕事も、もっとゆっくり楽しんでやりたいと思うようになったのです。
その時の私は、周りの期待に応えなきゃと思っているうちに、自分が自分らしくいられなくなっていました。理由は、「期待される自分の役割」と「本当の自分」にはギャップがあって、「期待される役割」を演じていたからです。
楽しんで働くのには、「自分らしくいられること」それが大切だと思いました。
今はメリハリやバランスを大事にして仕事をしたいと思っています。
3.時間や場所を選ばずに自由に働きたい

「時間や場所を選ばずに自由に働ける」のは、ずっと理想的な働き方で憧れていました。
田舎に暮らしたなぁ~とか、
海外で生活したいなぁ~とか、
昔からそんなことを思っていました。
会社や日本語学校に勤めていたらできないけど、今はインターネットのおかげで、いつでも・どこでも・場所や時間を選ばずに仕事ができます。
オンライン日本語教師なら、インターネットさえあれば場所を選ばずに仕事ができちゃうんです。
まさしく、私の理想に合っていました。
【まとめ】オンライン日本語教師になってよかった!

オンライン日本語教師になって、本当によかったと思っています!!
収入面では、以前より不安定になりました。
それでも、今は理想とする働き方ができています。毎日心穏やかに好きな仕事ができて、心の安定が手に入りました。楽しいです!
日本語学校で働いていたからこそ感じたことや、今現在の価値観を考えた結果、オンラインで日本語を教えることが、今の私には一番合っていると思っています。
日本語学校よりオンラインで日本語を教えるのがいいわけではなくて、理想の働き方を求め価値観に素直になった結果、「私の場合」オンライン日本語教師になったのです。
人それぞれ価値観や理想の働き方、大切にしたいことは違うと思うので、「自分らしくいられること」が一番いいと思ますよ^^
もし「組織で働きたくないな…」「もっと自由に働きたいな…」と思っていて、
「日本語教師をやりたい」「日本語教師を続けたい」と思っているなら、ぜひオンライン日本語教師も選択の一つにしてみてくださいね。
以上、たのすけでした。
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日本語教師たのすけです。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。