「季節で何が一番好きですか?」
「季節で秋が一番好きです」
日本語教師の方ならおわかりかと思いますが、「〇〇で△△が一番✕✕です」の定番フレーズですよね!
今回はこの文法に絡めて「季節」のお話です。
変な人と思われたくなかったので、秘密にしておこうとも思ったんですが、
「季節のにおい」ってありますよね?
「あぁ~、このにおい!この感じ!今は秋なんだなぁ~」という感じです。
今回は、私が感じる「季節のにおい」や「季節のイメージ」についてお話ししたいと思います。
日本語を学ぶ学習者と「季節のにおい」について話しても面白いかもしれませんよ。
初級だとあまり話せないかもしれませんが、中級以上になれば、ディスカッションができて面白い授業になりそうです!
例文としては「季節のにおい」が全員に共通することではないので、あまりよくはないですが、
「によって」の文法で、「季節によって、においが変わります」という例文も作れますよね。
話を戻しまして、季節にはにおいがある!とサラッと言いましたが、
すでに「へぇ~」「ほうほう」「もしや変な人…?」と思った人もいるかもしれません。
共感してくれる人もいれば、共感できない人もいると思います。季節のにおいってなんだそりゃって感じですよね。
私の場合、季節というか、晴れの日のにおい、曇りの日のにおい、雨の日のにおい、
いろんなにおいを感じます。
きっと感じているのは、その日の気温や日差し、風、雲、音など、色々な要素があって、それで季節を感じて季節のにおいのイメージになっているんだと思います。
街の雰囲気とか、道端に生えている草とか花とか、そういうものでも季節を感じますよね。そんな感じです。
人それぞれ感じ方は様々だと思うので、
「変な人だな~」と思ってもらってもいいですし、
もし同じような感覚をお持ちだったら、嬉しいです^^
季節のにおい
それでは、「季節のにおい」と「季節のイメージ」を紹介します!!
春のにおい
春になると、道端に生えている草の青さが目立ったり、菜の花が咲いたり、急に世界が明るい雰囲気になりますよね。
私の春のにおいは、なんだかワクワクするようなちょっと弾むようなにおいです。
草木や花のにおいなのかなぁとも思います。
透き通っていた冬のにおいに、
どこからかシャボン玉が飛んできて、そのシャボン玉の中には一つ一ついろんなにおいが入っていて、
そのシャボン玉が弾けて、春のにおいが香る感じです。
あれ?よくわからない?
においではないですが、田植えを終えた田んぼを見るのが大好きです。道に生えている菜の花を見るのも大好きです。
あの緑の田園風景、最高ですよね!!
夏のにおい
私の中で夏のにおいは、ちょっと土っぽいような感じです。それでいて、どこかもわっともしているような、森の中にいるような感じです。
私の家の近くにはお囃子を練習する公民館があって、7月になるとお囃子を練習している音が聞こえます。太鼓や笛の音です。
この音を聞くと、夏が来たな~と感じます。なんか、いいですよね!
秋のにおい
夏から秋になると、空気が一気に変わります。
空気が変わって、夏のもわっとした土っぽい、森っぽいにおいはどこかへ行ってしまいます。
もわっとしていたにおいが上空に上がって、一気に外に流れていくような感じです。
夏から秋にかけては、急に寂しい感じになりますよね。においの感じも、どこか寂しげです。
キンモクセイや銀杏のにおいを感じると、本格的に秋になったのを感じます。
秋のにおいは、本当に感じる人も多いんじゃないかと思います。
私は秋が一番好きです。夏からどこか寂しくなっていく感じがなんとも言えません。
秋は田んぼの稲が黄金色に実った風景もいいし、太陽が沈むときの夕方の空も、秋が一番きれいだと思っています。
冬のにおい
冬になると、澄んだにおいがします。鼻を「すーっ」と通り抜けるような感覚です。
糸がピンっと張っている感じです。伝わります?
私が冬で一番好きなのは、外から家の中に帰ってきた瞬間です。
あ、でも自分が一番最初に家に帰ってくるのは好きじゃありません。家の中に誰かがいて、家の中が暖かくなっていて、そこに帰るのが最高にいいんです。
そんなほっこりする瞬間に幸せを感じています。
【まとめ】季節によって、においはある!
私が感じる「季節のにおい」と「季節のイメージ」を紹介しました。
日本には四季があって、季節によって街の風景も変わります。季節ごとに「におい」も変わります。「日本は本当にいいな~」としみじみ思います。
よく学生が日本の四季について話をしていました。
「春は桜、秋は紅葉、冬は雪」
あれ?夏は?
夏は、、、「暑い」だそうです。w
人それぞれ感じ方は違うと思いますが、その時その時感じる感覚を大切にしていきたいなぁと改めて思いました。
同じような感覚をお持ちの人がいたら嬉しいです。
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日本語教師たのすけです。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。