N3(文法分析)

【N3文法解説】~うちに|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N3文法「~うちに」を説明します。使い方は2つあります。

 

用法①(~が変わる前に…する)

接続

Nの・V辞書形/ている形/ない形・いA~い・なA~な+うちに

 

意味

  • ~の状態が変わる前に…する。
  • ~間に/~する前に。
たのすけ
たのすけ
状態が変わるとチャンスがなくなってしまう…だから、今しよう!という意味があります。

 

例文

  • 独身のうちに世界を旅行したい。
  • 日本にいるうちに北海道を旅行したい。
  • スープが温かいうちに食べましょう。
  • アイスクリームが溶けないうちに食べてください。
  • 元気なうちに旅行したい。
  • 雨が降らないうちに買い物い行く。
  • 桜がきれいなうちに花見をしよう。
  • 暗くならないうちに家へ帰ろう。

 

注意事項

  1. 「AうちにB」で、Aは変化の前の状態を表す言葉がくる。Bは意志的な動作を表す文がくる。
  2. 「~ないうちに」は「その時間(期間)でなければ」という強い気持ちがある

 

類似文型との違い

~間に

  • 「~間に」は始まりと終わりが明確。(例)18から19時の(〇間に ×うちに)夕食を作ります。
  • いつそうなるか、はっきりしない場合には使わない。(例)温かい(×間に 〇うちに)スープを飲んでください。
  • 「その時間(時期)でなければできなくなる」という強い気持ちがあるときは、「~うちに」を使う。(例)外が明るい(×間に 〇うちに)買い物に行く。

【参考】~間に

 

~前に

  • 変化を表す動詞の場合、言い換え可能。(例)暗くならない(〇うちに 〇前に)家へ帰ろう。
たのすけ
たのすけ
置き換え可能ですが、「~うちに」の方が気持ちが強くなります。

 

用法②(~している間に…する/変わる)

接続

V辞書形/ている形/ない形+うちに

 

意味

  • ~している間に(自然に)…する。
  • ~ときに、…に変わる。

 

例文

  • 何回も聞いているうちに歌詞を覚えた。
  • 難しい本を読んでいるうちに眠ってしまった。
  • 知らないうちに田中さんが仕事を辞めていた。
  • 毎日運動するうちに体の調子がよくなってきた。
  • しばらく会わないうちに痩せましたね。
  • 毎日シャドーイングをしているうちに発音がよくなった。
  • 気づかないうちに外は暗くなっていた。

 

注意事項

  1. 「AうちにB」でAには時間が来れば変化をすることが入りやすい。(例)晴れているうちに洗濯ものを干す。
  2. Aには継続的なことを表す言葉、Bは変化を表す文がくる。Bには話者の意志は入らない
  3. V辞書形よりもVている形の方がよく使われる。
  4. 初めは予想しなかった変化が現れたときに使うことが多い。

 

以上、たのすけでした。

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