N:名詞、V:動詞、イA:い形容詞、ナA:な形容詞
青枠:板書
赤枠:注意・ポイント
目次
【概要】できる日本語 初級L12(ST2)
Can-do
| Can-do | |
| 課 | 体調について友達や周りの人と簡単に話すことができる。また、病院で簡単なやりとりをすることができる。 |
| ST2 | 体調がよくない友達にアドバイスをすることができる。 |
学習項目
| 学習項目 | |
| ST2 | Vたほうがいいです |
| Vないほうがいいです |
【教案】できる日本語 初級L12(ST2)
Can-doの確認
体調がよくない友達にアドバイスをすることができる。
状況イラストの確認
- ここはどこですか。
- 何をしていますか。
【チャレンジ1】Vたほうがいいです / Vないほうがいいです
チャレンジの絵
(左のイラスト)
T:アンナさんとダニエルさんが話しています。(状況イラストのダニエルさんを指してからアンナさんの吹き出しの「?」を指して)アンナさんはダニエルさんに何と言っていますか。
S:どうしたんですか。
T:そうですね。ダニエルさんは何と答えますか。
S:風邪なんです。/風邪をひいたんです。
T:ダニエルさんは風邪です。アンナさんはダニエルさんに何と言っていますか。
S:早く家に帰ってください。薬を飲んでください。
(右のイラスト)
T:ダニエルさんは何と言っていますか。
S:今晩友達とお酒を飲みに行きます。
T:アンナさんは何と言っていますか。
S:風邪のとき、お酒を飲みません。ダメです。
T:では、CDを聞きましょう。
(CDを聞く)
T:ダニエルさんは風邪をひきました。(左のイラストのアンナさんの吹き出しを指して)アンナさんはダニエルさんにアドバイスをしました。何と言いましたか。
S:早く帰って、薬を飲んだほうがいいですよ。
T:(右のイラストのダニエルさんを指して)でも、ダニエルさんは今晩、友達と飲みに行きます。(右のイラストのアンナさんの吹き出しを指して)アンナさんはどんなアドバイスをしましたか。
S:風邪のとき、あまりお酒を飲まないほうがいいですよ。
(板書をして、リピート)
- 早く帰って、薬を飲んだほうがいいですよ。
- かぜのとき、あまりお酒薬を飲まないほうがいいですよ。
T:「~たほうがいいです/~ないほうがいいです」はアドバイスを言うときに使います。
導入

T:この人はみなさんの友達です。あれれ、今・・・
S:病気です/風邪です。
T:そうですね。みなさんは友達にどんなアドバイスをしますか。
S:薬を飲みます/寝ます/病院へ行きます。
T:そうですね。アドバイスですから「~たほうがいいですよ/~ないほうがいいですよ」と言います。友達に「薬を飲んだほうがいいですよ。寝たほうがいいですよ。病院へ行ったほうがいいですよ」と言いましょう。
T:友達は熱があります。お風呂は入ってもいいですか?
S:いいえ、入りません。
T:では、友達に「お風呂に入らないほうがいいですよ」とアドバイスを言いましょう。
(板書を追加して、リピート)
- ねたほうがいいですよ。
- 病院へ行ったほうがいいですよ。
- おふろに入らないほうがいいですよ。
★ Vタ形 ほうがいいです。
★ Vナイ形 ほうがいいです。
T:「~たほうがいいです/~ないほうがいいです」はアドバイスを言うときに使います。友達に言うとき、使います。でも、先生・アルバイトの店長・・・言いません、言わないほうがいいです。
「~ほうがいいです」の前は動詞の何形ですか?
S:タ形です/ナイ形です。
- 相手が年上のとき「~たほうがいいです/~ないほうがいいです」は使わないほうがよい。
練習
①変換練習
(例1)T:休みます S:休んだほうがいいです
(例2)T:食べません S:食べないほうがいいです
②絵カード練習
③作文練習
(例)お腹が痛いとき、________。
④別冊:言ってみようP43(1)-1、練習1・2
⑤本冊:言ってみよう P212(1)-1
【チャレンジ1-2】Vたほうがいいです / Vないほうがいいです
チャレンジの絵
(左上のイラスト)
T:ワンさんとマルコさんが話しています。ワンさんはマルコさんに何と言っていますか。
S:どうしたんですか。
T:マルコさんは何と答えますか。
S:最近、疲れます?体の調子が悪いです?よくないです?
T:そうですね。マルコさん、体の調子がよくないです。「どうしたんですか」と聞きましたから、「~んです」で答えると?
S:体の調子がよくないんです。
(右上のイラスト)
T:(マルコさんの吹き出しを指して)マルコさんはワンさんに何を聞いていますか。
S:体にいいことをしていますか。
T:(ワンさんの上の吹き出しを指して)ワンさんは何と言っていますか。
S:毎朝果物を食べています。
T:(ワンさんの下の吹き出しを指して)ワンさんはマルクさんに何と言っていますか。
S:マルコさんは果物を食べますか。
(左下のイラスト)
T:マルコさんは何と言っていますか。
S:いいえ、食べません。
T:ワンさんは何と言いますか。
S:果物を食べたほうがいいですよ。
T:では、CDを聞きましょう。
(CDを聞く)
T:マルコさんは「最近体の調子がよくないんです」と言いました。ワンさんは体にいいことは何をしていますか。
S:毎朝果物を食べています。
T:そうですね。マルコさんも毎朝果物を食べていますか。
S:いいえ、食べていません。
T:そうですね。じゃあ、ワンさんはマルコさんにどんなアドンバイスをしましたか。
S:体にいいですから、できるだけ果物を食べたほうがいいですよ。
(板書をして、リピート)
体にいいですから、できるだけ果物を食べたほうがいいですよ。
T:「~ほうがいいですよ」はアドバイスを言うときに使いますね。「から」を使って、アドバイスの理由(reason)を一緒に言うことができます。
導入
T:ワンさんはマルコさんに「体にいいですから、できるだけ果物を食べたほうがいいですよ」とアドバイスをしました。みなさんはマルコさんにどんなアドバイスをしますか?
S:野菜をたくさん食べたほうがいいですよ。
T:「から」を使って言うと?
S:体にいいですから、野菜をたくさん食べたほうがいいですよ。
T:いいですね。じゃあ、「体に悪いですから、~しないほうがいいですよ」のアドバイスはありますか?
S:体に悪いですから、あまりお酒を飲まないほうがいいですよ。
T:そうですか。みなさん、マルコさんにアドバイスをありがとうございます。
(板書を追加して、リピート)
- 体にいいですから、野菜をたくさん食べたほうがいいですよ。
- 体に悪いですから、あまりお酒を飲まないほうがいいですよ。
★____から、 Vタ形 ほうがいいです。
★____から、 Vナイ形 ほうがいいです。
- チャレンジ①-2は、理由の「から」をつけて複文で言う練習。
練習
①別冊:言ってみよう P43(1)-2
*③~⑤が自分で考える練習なので、一つだけでなくたくさん挙げてもらうとよい。
④本冊:言ってみよう P212(2)-2
やってみよう
①CDを聞いて答える。
②ペアやグループで健康チェックをし、アドバイスをする。
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以上、たのすけでした。
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日本語教師たのすけです。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。














