できる日本語

【教案】できる日本語|初級L12(ST3)

たのすけ
たのすけ
できる日本語の初級L12(ST3)の教案です。L13(ST1)はこちらです。
教案の見方

N:名詞、V:動詞、イA:い形容詞、ナA:な形容詞
青枠:板書
赤枠:注意・ポイント

【概要】できる日本語 初級L12(ST3)

Can-do

Can-do
体調について友達や周りの人と簡単に話すことができる。また、病院で簡単なやりとりをすることができる。
ST3病院で簡単に症状を話したり医者の指示を聞いたりすることができる。

 

学習項目

学習項目
ST2Vてから、~
Vる前に、~

 

【教案】できる日本語 初級L12(ST2)

Can-doの確認

病院で簡単に症状を話したり医者の指示を聞いたりすることができる。

 

状況イラストの確認

  • ここはどこですか。(全体とそれぞれ)
  • 何をしていますか。

 

【チャレンジ1-1】Vてから、~

チャレンジの絵

T:ダニエルさんは初めてここの病院へ来ました。(受付の人の左の吹き出しを指して)受付の人はダニエルさんに何と言っていますか。
S:ここに名前と住所を書いてください。
T:(受付の人の右の吹き出しの保険証を指して)これは何ですか。
S:保険証です。
T:そうですね。じゃあ、受付の人はダニエルさんに何と言いますか。
S:保険証を出して、座ってください。
T:では、CDを聞きましょう。

(CDを聞く)

T:受付の人はダニエルさんに「保険証はありますか」と聞きました。ダニエルさんは保険証がありますか。
S:はい、あります。
T:そうですね。では、その後、受付の人は何と言っていましたか。
S:保険証を出してから、あちらで待ってください

(板書をして、リピート)

ほけんしょうを出してから、あちらで待ってください。

導入

T:日本では家に入ります。靴を履いてもいいですか。
S:ダメです。
S:そうですよね。靴を脱ぎます。それから、家に入ります。靴を脱いでから、家に入ります

T:寝ます。でも、シャワーを浴びません。みなさんはしますか?
S:いいえ、しません。シャワーを浴びます。寝ます。
T:シャワーを浴びてから、寝ます

T:あいたたた・・・・お腹が痛いです。ご飯を食べました。お腹が痛くなりました。ご飯を食べて・・・
S:食べてから?
T:そうです。ご飯を食べてから、お腹が痛くなりました

(板書を追加して、リピート)

  • くつをぬいでから、家に入ります。
  • シャワーをあびてから、ねます。
  • ご飯を食べてから、おなかが痛くなりました。

 Vテ形 から、~。

T:靴を脱ぎます。それから、家に入ります。手を洗ってから、ご飯を食べます。シャワーを浴びます。それから、寝ます。「~てから」はたくさん使うことができません。例えば、シャワーを浴びてから、歯を磨いてから、日本語を勉強してから、寝ます。これはダメです。

*理解しやすい文型だが、必要があれば時系列がわかるように数直線を書いたり、イラストを提示するとよい。

  • 「できる日本語」初級L9ST3のチャレンジ①で順次動作の「Vて、Vて、Vます」を既習。
  • 「Vて、Vて~」よりも「Vてから」の方が順序をはっきり示す。
  • 「Vてから」は一つの文で複数使えない。(例)顔を洗ってから、水を飲んでから、朝ご飯を食べます。×

練習

①絵カード練習

②作文練習

(例1)日本語を勉強してから、____。
(例2)_____から、寝ます。

③別冊:言ってみようP44(1)練習1・2

 

【チャレンジ1-2】Vてから、~

チャレンジの絵

T:医者はダニエルさんに何と言っていますか。
S:どしたんですか。
T:「どうしたんですか」は友達がいつもと違います。元気じゃありません。どうしたましたか、知りたいときに使います。でも、ここはどこですか。
S:病院です。
T:そうですね。じゃあ、医者はダニエルさんがどこか体の調子が悪いです、知っています。ですから、「どうしたんですか」は言いません。「どうしましたか」と言います。(ダニㇽさんの頭痛のき出しを指して)ダニエルさんはどうしましたか。
S:頭が痛いです。
T:(ダニエルさんの右の吹き出しを指して)昨日・・・
S:家へ帰りました。頭が痛くなりました。
T:そうですね。さっき「~てから」を勉強しましたね。「~てから」を使うと?
S:家へ帰ってから、頭が痛くなりました。
T:では、CDを聞きましょう。

*黄色い部分は間違いやすいので、どんな状況のときに「どうしたんですか」を使うのかを再度確認するとよい。

(CDを聞く)

T:医者は「どうしましたか」と言っていましたね。ダニエルさんは何と言っていましたか。
S:昨日の夜、家へ帰ってから、痛くなりました

(板書をして、リピート)

昨日の夜、家へ帰ってから、痛くなりました。

たのすけ
たのすけ
特に導入はせずに、「~てから」の使い方を練習するだけにしています。

練習

①QA練習

(例)昨日、家へ帰ってから何をしましたか。

②本冊:言ってみよう P216(1)-2

 

【チャレンジ2-1】~前に

チャレンジの絵

T:医者はダニエルさんに何と言っていますか。
S:薬を飲みましたか。
T:ダニエルさんは何と答えますか。
S:薬を飲んでから、ご飯を食べました。
T:では、CDを聞きましょう。

(CDを聞く)

T:医者はダニエルさんに「何か薬を飲みましたか」と聞きました。ダニエルさんは何と答えましたか。
S:昼ご飯を食べる前に、飲みました

(板書して、リピート)

昼ご飯を食べる前に、飲みました。

T:「昼ご飯を食べてから、飲みました」と言いませんでした。医者は「いつ」薬を飲みましたか?を知りたいですから、ダニエルさんは「昼ご飯を食べる前に、飲みました」と言いました。

たのすけ
たのすけ
「~てから」ではなく「~前に」を使うのは何でだろう?と疑問に感じるかもしれません。ですので、「いつ」を明確にするために「~前に」を使う理由を事前に説明してから導入するのもいいと思ったので、ここで説明しています。

「V辞書形+前に」の導入

T:Sさんは料理をしますか?
S:はい、します。
T:おお~、そうですか。料理をするとき、いつ手を洗いますか?
S:前です。
T:そうですよね。料理をする前に、手を洗います

T:Sさんはいつ歯を磨きますか?
S:出かけます、前です。
T:そうですか。Sさんは出かける前に、歯を磨きます。私は寝る前に、歯を磨きます

(板書を追加して、リピート)

  • 料理をする前に、手を洗います。
  • 出かける前に、歯をみがきます。
  • 寝る前に、歯をみがきます。

 Vじしょ形形 +前に、~。

T:「前に」は、いつしますか?いつですか?を言いたいとき、使います。手を洗います。それはいつですか?料理をする前です。料理の前です。歯を磨きます。いつですか?出かける前です。寝る前です。「前に」の前が動詞のとき、動詞は何形ですか?
S:辞書形です。
T:そうですね。

練習

①変換練習

(例)T:寝ます S:寝る前に

②作文練習

(例1)学校へ行く前に、______。
(例2)_____前に、______。

③別冊:言ってみよう P45(2)練習1・練習2

 

たのすけ
たのすけ
「V辞書形+前に」「Nの+前に」「時間+前に」を一度に導入してしまってもいいですが、別冊の練習が分かれているので、丁寧にやるために2回(「V辞書形⁺前に」と「Nの+前に/時間+前に」)に分けて導入しました。

「Nの+前に」「時間+前に」の導入

T:Sさんは「料理をする前に、手を洗います」と言いました。料理の前に、手を洗います。もOKです。

T:昨日は、午後授業がありました。ですから、授業の前に、お昼ご飯を食べました

T:最近寒いですが、風邪は引いていませんか?大丈夫ですか?
S:大丈夫です、元気です。
T:そうですか。今、私は元気です。でも、一週間前に、風邪を引きました
S:えぇ、大変ですね。
T:風邪を引いたとき、病院へ行きました。医者は私に薬をくれました。「食事の30分前に、薬を飲んでください」と言いました。

(板書を追加して、リピート)

  • 料理の前に、手を洗います。
  • じゅぎょうの前に、お昼ご飯を食べました。
  • 一週間前に、風邪をひきました。
  • 食事の30分前に、薬を飲んでください。

 Nの +前に、~。
 1時間・3日・一週間 +前に、~。

T:「前に」は、いつしますか?いつですか?を言いたいとき、使いますね。動詞だけじゃなくて、名詞もOKです。名詞のときは「の」があります。「料理の前に」「授業の前に」です。一週間前に、風邪を引きました。食事の30分前に、薬を飲んでください。時間のときは、「の」がありません。

練習

①作文練習

(例)_____前に、______。

*「Nの」「時間の」を使って作文を作る。

②別冊:言ってみようP45(2)練習3

③本冊:言ってみよう P216(2)-1

 

【チャレンジ2-2】~前に

チャレンジの絵

T:ダニエルさんは薬の飲み方を聞いています。(薬剤師の「1日に3回」の吹き出しを指して)女の人は何と言っていますか。
S:1日に3回薬を飲んでください。
T:そうですね。薬は2つあります。女の人は何と言っていますか。(薬剤師の右の吹き出しの上を指して)この薬は・・・
S:ご飯を食べる前に、飲んでください。
T:(薬剤師の右の吹き出しの下を指して)この薬は・・・
S:ご飯を食べてから、この薬を飲んでください。
T:では、CDを聞きましょう。

(CDを聞く)

T:(薬剤師の右の吹き出しの上を指して)女の人は何と言っていましたか。
S:この薬はご飯を食べる前に、飲んでください
T:(薬剤師の右の吹き出しの下を指して)女の人は何と言っていましたか。
S:この薬はご飯を食べてから、飲んでください

(板書して、リピート)

  • この薬はご飯を食べる前に、飲んでください。
  • この薬はご飯を食べてから、飲んでください。

T:この薬はいつ飲みますか?「前です」と言いたいときは、ご飯を食べる前に、です。「ご飯を食べた後です」と言いたいときは、ご飯を食べてから、です。

たのすけ
たのすけ
「~てから」と「~前に」をどう使い分けたらいいんだろう?と疑問が出ると思うので、どこを強調するかで使い分けることを説明します。

T:そうですね。

練習

①本冊:言ってみよう P216(2)-2

 

やってみよう

①CDを聞いて答える。

②絵を見てペアで話す。

 

 

以上、たのすけでした。

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恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。

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