N2(文法分析)

【N2文法解説】~つつ(も)(逆接)|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N2文法「~つつ(も)」の説明です。

 

用法

接続

Vます形+つつ(も)

たのすけ
たのすけ
「~つつ」よりも「~つつも」のほうが、逆説の意味が強くなります。

 

意味

  • ~ているけれども。
たのすけ
たのすけ
この文法は、心の動きと行動が違っているときに使います。

 

例文

  • つまらないと思いつつ、ずっとテレビを見てしまった。
  • 体に悪いと知りつつも、お酒をやめられない。
  • 息子は起きると言いつつ、なかなか起きてこない。
  • 勉強しようと思いつつ、やる気が出ない。
  • よくないと知りつつ、人が見ていないとき、赤信号を渡ってしまう。
  • 姉はダイエットしていると言いつつも、お菓子ばかり食べている。
  • 早くLINEの返事をしようと気にしつつも、まだ返事をしていない。

 

注意事項

  1. 前後の主語は同じ。
  2. 後件には、話者の推量・希望・意向などを表す文や働きかけの文は来ない。(例)勉強しようと思いつつも、明日はするつもりだ。×
  3. 心の動きや言語活動に関係する動詞につく。 (例)思う、知る、信じる、言う、あきらめる

 

類似文型との違い

~ながら(も)

  • 意味は「~けれども」(例)田中さんは結婚していながら、独身だと言っている。
  • 「~ながら」よりも、「~つつ(も)」のほうが、話し手の不満は少ない。

【参考】~ながら(も)

 

~つつ(同時進行)

  • 形は似ているが、意味は異なる。意味は同時進行。 (例)景色を楽しみつつ、ドライブした。
  • 「~ながら」よりも書き言葉的。

【参考】~つつ(同時進行)

 

~つつある

  • 形は似ているが意味は異なる。
  • 意味は「今まさに~している」(例)台風が近づきつつあるので、気をつけてください。
  • 完成の方向に向かって動作が進行中であることを表す。

【参考】~つつある

 

 

以上、たのすけでした。

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