N2(文法分析)

【N2文法解説】~つつある|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N2文法「~つつある」の説明です。

 

用法

接続

Vます形+つつある

 

意味

  • 今まさに~ている。
たのすけ
たのすけ
完成の方向に向かって動作が進行中であることを表し、それを強調したいときに使います。

 

例文

  • 日本の景気は少しずつよくなりつつある
  • 台風が近づきつつあるので、気をつけてください。
  • 足のけがは、ようやく治りつつある
  • コロナ以降、仕事に対する意識は変わりつつあります
  • 小さなお店はなくなりつつある
  • 冬が終わりつつある。暖かくなってきて、花も咲き始めた。
  • 田中さんに会ったのは10年も前なので、忘れつつあります
  • PayPayで払えるお店が増えつつある

 

注意事項

  1. 書き言葉。
  2. 変化動詞と一緒に使うが、瞬間動詞にも接続可能。(※完成の意味が含まれる瞬間動詞:死ぬ、消える、終わる)
  3. 「だんだん・次第に・徐々に・少しずつ・ほぼ・ようやく」などんの副詞と一緒に使うことが多い。

 

類似文型との違い

~ている

  • 進行形の動作を表す。
  • 「~つつある」は変化の進行中を表す。(例)今、勉強し(〇ている ✕つつある)。
  • 「~つつある」は瞬間動詞と一緒に使えるが、「~ている」は瞬間動詞と一緒に使えない。(例)ロウソクの火が消え(×ている 〇つつある)。
  • 「~ている」は変化動詞に接続した場合、結果の状態を表すが、「~つつある」は変化の途中であることを表す

 

~つつ(同時進行)

  • 形は似ているが意味は異なる。
  • 意味は「~ながら」で同時進行を表す。(例)先生と相談しつつ、どこの大学にするか決めます。

【参考】~つつ(同時進行)

 

~つつ(も)(逆接)

  • 形は似ているが意味は異なる。
  • 意味は「~ているけれども」(例)体に悪いと知りつつも、お酒がやめられない。
  • 心の動きや言語活動に関する言葉につき、心の動きと行動が違っている様子を表す。

【参考】~つつ(も)(逆接)

 

 

以上、たのすけでした。

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