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たのすけ
N2文法「~をめぐって」の説明です。
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用法
接続
N+をめぐって
たのすけ
名詞を修飾するときは「NをめぐるN」「NをめぐってのN」になります。
意味
- ~について(議論する・争う・対立する)。
たのすけ
名詞を中心に、その周りで議論や争い・対立が起こっていることを言うときに使います。
例文
- 彼女をめぐって友人と争っている。
- 子供の頃、よくテレビのチャンネルをめぐって兄とケンカしていた。
- 一人の女性をめぐって争う漫画が好きだ。
- ケーキをめぐって、姉とじゃんけんをした。
- A国とB国は、島の所有権をめぐって対立している。
- 地球温暖化の問題をめぐって、何年も話し合いが続いている。
- このドラマは、兄弟で祖父の遺産をめぐるドラマだ。
- 消費税をめぐっての議論が行われた。
注意事項
- 使う動詞は「争う・けんかする・話し合う・議論する・対立する」など、限られている。
- 動作主は複数人。(例)環境問題をめぐって、私は考えた。×←「私」は動作主が一人なので不可。
- 後件に意思表現は来ない。
- 硬い言い方。
- 漢字で書くと「~を巡って」
類似文型との違い
~について/~に関して
- 意味は「~について」
- 「~について/~に関して」は後件に意思表現を使えるが、「~をめぐって」は使えない。(例)消費税(〇について 〇に関して ✕をめぐって)、あなたの意見を教えてください。
- 「~について/~に関して」は個人ですることに使えるが、「~をめぐって」は複数人の場合にしか使えない。
たのすけ
「~について/~に関して」は内容に注目し、「~をめぐって」は周りで起こっていることに注目しています。
~を中心に
- 意味は「~を物事の中心にして」(例)地球は太陽を中心に回っている。
【参考】~を中心に
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以上、たのすけでした。
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日本語教師たのすけです。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。