【教案】できる日本語｜初級L8（ST2）

たのすけ

できる日本語の初級L8（ST2）の教案です。L8（ST3）はこちらです。

【概要】できる日本語 初級L8（ST2）

Can-do

学習項目

【教案】できる日本語 初級L8（ST2）

Can-doの確認

家族や友達がどんな人か話すことができる。

状況イラストの確認

• ここはどこですか。
• 何をしていますか。
• 何の写真ですか。

【チャレンジ1】Nが上手です/Nが下手です

チャレンジの絵

T：（マルコさんの吹き出しを指して）マルコさんはパクさんに何と言っていますか。
S：この人は誰ですか。
T：（パクさんの吹き出しを指して）パクさんは答えます。何と言いますか。
S：山口さんです。ふじみ大学の学生です。英語を勉強しています。

T：（テニスのイラストを指して）これは？
S：趣味はテニスです。テニスが好きです。
T：では、CDを聞きましょう。

（CDを聞く）

T：パクさんは言いました。山口さんふじみ大学の学生です。英語を勉強しています。（テニスの吹き出しを指しながら）山口さんは・・・
S：テニスが上手ですよ。

（板書をして、リピート）

導入

（料理の写真を数枚準備する）

T：見てください。これは私の友達が作りました。
S：わぁー、いいです。食べたいです。
T：友達の趣味は料理です。とてもおいしいです。友達は料理が・・・。
S：いいです。
T：そうですね。友達は料理が上手です。でも、私は料理が好きじゃありません。料理を作ります。おいしくないです。私は料理が下手です。

T：（左の男の人を指して）木村さんです。木村さんはサッカーが・・・
S：木村さんはサッカーが上手です。
T：（右の男の人を指して）田中さんです。田中さんは・・・
S：田中さんはサッカーが下手です。
T：そうですね。田中さんはサッカーがあまり上手じゃありません。

（板書を追加して、リピート）

T：日本では「上手です」は自分には使いません。「友達は料理が上手です」はOKですが、「私は料理が上手です」は言いません。人に「下手です」もあまり言いません。「〇〇さんはNがあまり上手じゃありません」と言ってください。「上手・下手」のとき、助詞は「が」を使います。

練習

①絵カード練習

②作文練習

（例）〇〇さんは　N　が上手です。

③別冊：言ってみようP28（1）

⑤本冊：言ってみよう　P144（1）

【チャレンジ2】～は～がAです

チャレンジの絵

（左のイラスト）

T：マルコさんとパクさんが話しています。（パクさんの吹き出しを指して）パクさんはマルコさんに何と言いますか。
S：これは写真です。
T：兄？何の写真ですか。
S：兄の結婚式の写真です。
T：（マルコさんの吹き出しを指して）マルコさんはパクさんに何と聞きますか。
S：この人はお兄さんですか？
T：（パクさんの「父」の吹き出しを指して）誰ですか。
S：父です。

（右のイラスト）

T：マルコさんはパクさんに言います。（背が高いジェスチャーをしながら）お父さんは・・・
S：高いです。
T：何が高いですか。
S：・・・？
T：では、CDを聞きましょう。

（CDを聞く）

T：（右のイラストのマルコさんの吹き出しを指しながら）この人はパクさんのお父さんですね。マルコさんはパクさんに何と言いましたか。
S：お父さんは背が高いですね。

（板書をして、リピート）

導入

T：佐藤さんです。（髪が長いジェスチャーをしながら）佐藤さんは髪が長いです。

T：木村さんです。（目を指しながら）木村さんは目が・・・
S：大きいです。
T：そうですね。木村さんは目が大きいです。

＊クラスの学習者で導入するのもよいが、学習者が嫌な気持ちにならないような導入にする。（例：Sさんは背が高いです。Sさんは髪が長い/短いです。）

（板書を追加して、リピート）

T：お父さんは背が高いです。佐藤さんは髪が長いです。木村さんは目が大きいです。（板書を指しながら）「〇〇はNがAです」の助詞は、ここは「は」ここは「が」です。

練習

①絵カード練習

②作文練習

（例）母は髪が短いです。

③別冊：言ってみよう　P28（2）

④本冊：言ってみよう　P144（2）

たのすけ

進め方の参考までに…！チャレンジ3-1、3-2では「「イA＞くて、～/「＜ナＡ・Ｎ＞で、～」を学習するので、チャレンジ3-1の後に連続でしてチャレンジ3-2をやってから進めています。

【チャレンジ3-1】＜イA＞くて、～ /＜ナＡ・Ｎ＞で、～

チャレンジの絵

（左のイラスト）

T：マルコさんとパクさんは何をしていますか。
S：写真を見ています。
Ｔ：そうですね。マルコさんはパクさんに聞きます。何と聞きますか。
Ｓ：この人は誰ですか。
Ｔ：パクさんは誰ですか？わかりません。マルコさんに何と聞きますか。
Ｓ：どの人ですか。

（右のイラスト）

Ｔ：マルコさんは何と言いますか。
Ｓ：目が大きいです。そして、髪が長いです。
Ｔ：（パクさんの吹き出しをさして）パクさんはわかりました。何と言いますか。
Ｓ：妹です。
Ｔ：では、CDを聞きましょう。

（CDを聞く）

T：マルコさんは「この人は誰ですか？」と聞きました。でも、パクさんはわかりませんから「どの人ですか？」と聞きました。その後、マルコさんはパクさんに何と言いましたか。
Ｓ：この目が大きくて、髪が長い人。

（板書して、リピート）

【チャレンジ3-2】＜イA＞くて、～ /＜ナＡ・Ｎ＞で、～

チャレンジの絵

（左のイラスト）

T：マルコさんとパクさんは写真を見ています。（マルコさんの吹き出しを指して）マルコさんはパクさんに何を聞きますか。
S：この人は誰ですか。
Ｔ：（パクさんの吹き出しを指して）イさんです。友達です。

（右のイラスト）

T：（パクさんの吹き出しを指して）イさん？マルコさんはパクさんに何と言っていますか。
Ｓ：イさんはどんな人ですか。
Ｔ：パクさんは何と答えますか。
S：イさんが面白いです。親切です。
T：では、CDを聞きましょう。

（CDを聞く）

T：マルコさんはパクさんに「イさんはどんな人ですか」と聞きました。パクさんは何と答えましたか。
Ｓ：面白くて、親切な人です。

（板書追加して、リピート）

「＜イＡ＞くて、～」の導入

＊学習者を使って導入。イAが出てこない場合は、教師から誘導する。

T：S1さんは背が高いです。そして、髪が長いです。Sさんは背が高くて、髪が長いです。

T：S2さんは面白いですね。そして・・・（学習者に聞く）
S：優しいです！！
T：おお～、いいですね。S2さんは面白いです。そして、優しいです。S2さんは面白くて、優しいです。

（板書を追加して、リピート）

T：S1さんは背が高いです。そして、髪が長いです。この2つの文を1つにします。「高い」は何形容詞ですか？
S：イ形容詞です。
T：そうですね。（板書を指しながら）イ形容詞は、「い」がさよなら、「くて」です。「いい」はスペシャルです。「頭がいいです。そして、きれいです」は、頭がよくて、きれいです。「いい」は「よくて」です。

練習

①代入練習

（例）T：短い　S：短くて

②結合練習

（例）T：髪が短いです。そして、黒いです。　S：髪が短くて、黒いです。

③作文練習

（例）私の母は優しくて、面白いです。

③別冊：言ってみよう　P28（3）練習1

④本冊：言ってみよう　P144（3）-1

「＜ナＡ・Ｎ＞で、～」の導入

Ｔ：今、イ形容詞を勉強しました。次は、ナ形容詞と名詞を勉強しましょう。

T：このクラスで一番元気な人は誰ですか。
S：S1さんです。
T：そうですか～！S2さんは元気です。それから、どんな人ですか。
S2：かっこいいです！
Ｔ：そうですね。S1さんは元気です。そして、かっこいいです。S1さんは元気で、かっこいいです。

T：S2さんは何歳ですか。
S2：21歳です。
T：そうですか。今は日本語学校の学生ですね。何を勉強していますか。
S2：日本語です。
T：S2さんは21歳です。そして、日本語を勉強しています。Sさんは21歳で、日本語を勉強しています。

（板書を追加して、リピート）

T：「元気」は何形容詞ですか？
Ｓ：ナ形容詞です。
Ｔ：そうです。「21歳」は動詞・名詞・形容詞、何ですか？
Ｓ：名詞です。
Ｔ：そうですね。ナ形容詞と名詞は、＋（プラス）「で」です。S1さんは元気です。そして、かっこいいです。S1さんは元気で、かっこいいです。S2さんは21歳です。そして、日本語を勉強しています。S2さんは21歳で、日本語を勉強しています。

練習

①結合練習

（例）T：親切です。そして、面白いです。　S：親切で、面白いです。

②作文練習

（例）私の母は元気で、料理が上手です。

③別冊：言ってみよう　P28（3）練習2

④本冊：言ってみよう　P145（3）-2

やってみよう

①CDを聞いて答える。

②スマホにある写真を見せあって、ペアで話す。

以上、たのすけでした。