N2(文法分析)

【N2文法解説】~げ|例文・用法

たのすけ
たのすけ
N2文法「~げ」の説明です。

 

用法

接続

いA~/なA~/Vた
いい→よさげ、ない→なさげ、ある(あります)→ありげ、自慢→自慢げ

たのすけ
たのすけ
基本的には形容詞に接続しますが、動詞や名詞につくこともあります。

 

意味

  • ~そうな様子だ。
  • ~しているような様子だ。
たのすけ
たのすけ
見て感じた印象を言うときに使います。

 

例文

  • 暑いので、涼しな服を着る。
  • 楽しにおしゃべりをしている。
  • 田中さんと佐藤さん、親しに話しているけど付き合っているのかな?
  • 怪しな人が後ろからついてきて怖かった。
  • 子供は母に叱られて不満だ。(不満ありだ)
  • あの子供、一人で不安にしている。
  • 先輩はいつも自慢だから好きじゃない。
  • そんなちょっとしたことで怒って、大人ない。
  • さっき何か言いただったけど、何かあった?
  • 部長が意味ありに笑っている。怖いな…。

 

注意事項

  1. やや古い言い方。
  2. 目上の人の様子を表すときには、あまり使わない。
  3. 気持ちを表す言葉と一緒に使うことが多い
  4. 「~げ」で、な形容詞になる
  5. 慣用的な表現がある。(例)意味ありげ、感慨深げ
  6. 様態「~そうだ」と置き換えできるとき、できないときがある。(置き換えOK)田中さん(〇嬉しげに 〇嬉しそうに)旅行の話をしてくれた。(置き換えNG)(×おいしげな 〇おいしそうな)ラーメンだね。(←感覚や程度を表すときは、「~げ」と「~そうだ」が置き換えNG)

 

類似文型との違い

~気味

  • 意味は「少し~のような感じがする」(例)のどが痛い。風邪気味かなぁ。
  • 状態を表す言葉につき、マイナス評価になることが多い。

【参考】~気味

 

~がち

  • 意味は「~になることが多い/しばしば~の傾向が多い」(例)一人暮らしだと、カップラーメンを食べがちになる。
  • 「~がち」は、何回か繰り返されてその状態になることを言う。「~げ」は、今の見た感じの印象を言う。

【参考】~がち

 

~っぽい

  • 意味は「~のような感じがする/すぐに~する」(例)田中さんはすぐに怒って、子供っぽい
  • 人の性質を表すときに使い、マイナス評価を表すことが多い。

【参考】~っぽい

 

 

以上、たのすけでした。

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