できる日本語

【教案】できる日本語|初級L2(ST1)

たのすけ
たのすけ
できる日本語の初級L2(ST1)の教案です。L2(ST2)はこちらです。
教案の見方

N:名詞、V:動詞、イA:い形容詞、ナA:な形容詞
青枠:板書
赤枠:注意・ポイント

【概要】できる日本語 初級L2(ST1)

Can-do

Can-do
お店の人や友達と簡単なやりとりをして、買い物したり料理の注文をしたりすることができる。
ST1自分が買いたい物がどこにあるか聞くことができる。

 

学習項目

学習項目
ST1何階ですか 階数の言い方
~はどこですか
ここ・そこ・あそこ
こちら・そちら・あちら

 

【教案】できる日本語 初級L2(ST1)

話してみよう

絵を見ながら、TからSに質問をする。以下、質問例。

(左上)

  • どこですか。

(右上)

  • 何をしますか。
  • 買い物します。レジです。(カードと現金の写真を交互に差して)これですか。これですか。

(左下)

  • 買い物しますか。
  • コンビニですか。スーパーですか。
  • (ジェスチャーをしながら)コンビニへ行きますか。

(右下)

  • どこですか。
  • (ジェスチャーをしながら)レストランで何を食べますか。

 

*ジェスチャーを交えたりして、言葉以外でもわかるようにするとよい。

 

聞いてみよう

CDを聞く。(CD:A17)

 

【教案】できる日本語 初級L2(ST1)

Can-doの確認

自分が買いたい物がどこにあるか聞くことができる。

 

状況イラストの確認

  • ここはどこですか。

 

【チャレンジ1】何階ですか 階数の言い方

チャレンジの絵

T:(受付部分を指して)何ですか。
S:・・・インフォメーション?
T:パクさんは女の人に聞きます。何を聞きますか。
S:サカイ電器がわかりません。
T:女の人は何と言いますか。
S:4Fです。
T:では、CDを聞きましょう。

(CDを聞く)

T:パクさんは何と聞きましたか。
S:サカイ電器は何階ですか
T:いいですね。女の人は何と言いましたか。
S:4階です

(板書をして、リピート)

Q:サカイでんきは何がいですか。
A:4かいです。

T:今日は1階、2階、3階、4階・・・階数の勉強をします。

階数の導入

(板書して、リピート)

ちか1F・1F・2F・3F4F・5F・6F・7F・8F・9F・10F

★階数で注意すべきもの

  • ちか1F(×ちかいっかい 〇ちかいっかい)
  • 1F(×いちかい 〇いっかい)
  • 3F(×さんかい 〇さんがい
  • 4F(×しかい 〇よんかい)
  • 6F(×ろくかい 〇ろっかい)
  • 8F(×はちかい 〇はっかい)
  • 10F(×じゅうかい 〇じゅっかい)
  • 「何階」は「なんい」、「3階」は「さんい」が正しい読み方。

階数の練習

①階数を読む練習

*階数の板書を指してもいいし、数字のFCを使ってもよい。

導入

(テキストP32-33のデパートのイラストを見てもらう)

T:喫茶店、喫茶店・・・喫茶店は何階ですか
S:5階です。

T:ATM、ATM・・・ATMは何階ですか
S:1階です。

(板書を追加して、リピート))

Q:きっさてんは何がいですか。
A:5かいです。

★___は何がいですか。

練習

①QA練習

*テキストP32-33を使用する。
(例)T:靴屋は何階ですか。 S:2階です。

②別冊:言ってみよう P5(1)

③本冊:言ってみよう P34(1)

 

【チャレンジ2-1】~はどこですか / ここ・そこ・あそこ

チャレンジの絵

T:パクさんです。(エスカレーターの吹き出しを指して)
S:エスカレーター・・・
T:では、CDを聞きましょう。

(CDを聞く)

T:パクさんは男の人に何を聞きましたか。
S:あのう、すみません。エスカレーターはどこですか
T:男の人は?
S:エスカレーターはあそこですよ

(板書をして、リピート)

Q:エスカレーターはどこですか。
A:エスカレーターはあそこですよ。

導入

(一人二役で導入)

T:(教師の目の前にカメラを置いておく)A:携帯電話、携帯電話…携帯電話はどこですか。 B:携帯電話はここです

T:A:Sさんのかばん、Sさんのかばん…Sさんのかばんはどこですか。 B:Sさんのかばんはそこです

T:(教師からも学習者からも遠い場所にカメラを置いておく)A:カメラ、カメラ…カメラはどこですか。 B:カメラはあそこです

(板書をして、リピート)

Q:けいたいでんわはどこですか。
A:けいたいでんわはここです。

★___はどこですか。…___はここ・そこ・あそこです。

イラストを使って「ここ・そこ・あそこ」の確認

ここ・そこ・あそこ

T:(イラストを指しながら)ここ、そこ、あそこです。

  • 自分の近くにあるものは「ここ」、相手の近くにあるものは「そこ」、自分からも相手からも遠い場所にあるものは「あそこ」

練習

①QA練習

(例)T:Sさんの携帯電話はどこですか。 S:私の携帯電話はここです。

②別冊:言ってみよう P5(2)-1

③本冊:言ってみよう P34(2)-1

 

【チャレンジ2-2】~はどこですか / こちら・そちら・あちら

チャレンジの絵

T:サカイ電器です。パクさんは店員に何を聞きますか。
S:カメラはどこですか。
T:店員は何と言いますか。
S:カメラはあそこです。
T:では、CDを聞きましょう。

(CDを聞く)

T:パクさんは店員に「カメラはどこですか」と聞きました。店員は何と言いましたか。
S:カメラはあちらです

Q:カメラはどこですか。
A:カメラはあちらです。

導入

油はどこですか

T:スーパーです。私は店員に聞きます。油はどこですか。店員は言います。油はこちらです

(チャレンジの板書に追加する)

Q:あぶらはどこですか。
A:あぶらはこちらです。

★ここ=こちら、そこ=そちら、あそこ=あちら

ここ・そこ・あそこ/こちら・そちら・あちら

T:家族、友達に言います。「ここ・そこ・あそこ」いいです。店員がお客に言います。「こちら・そちら・あちら」です。

  • 余裕があれば「どこ=どちら」を教えてもよい。

練習

①別冊:言ってみよう P4(2)-2

②本冊:言ってみよう P35(2)-2

 

やってみよう

①CDを聞いて答える。

②A(お客)・B(受付の人)・C(店員)に分かれ、ロールプレイをする。

 

 

以上、たのすけでした。

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