N3(文法分析)

【N3文法解説】~あげる(完成)|例文・用法

たのすけ
たのすけ
N3文法「~あげる(完成)」の説明です。

 

用法

接続

Vます形+あげる

たのすけ
たのすけ
漢字で書くと「~上げる」です。

 

意味

  • 完成させる。
  • 完了させる。
たのすけ
たのすけ
その行為を完全に最後まで達成することを言うときに使います。

 

例文

  • 明日までにレポートを書きあげなければならない。
  • セーターを編みあげて、彼の誕生日プレゼントにあげたい。
  • 1週間かかって絵を描きあげた
  • 3時間もかけて、やっとカレーができあがった
  • お客さんが来るので、家を磨きあげた
  • 私の母は5人も子供を育てあげた。
  • 田中さんは体を鍛えあげている

 

注意事項

  • 作成の意味を表す動詞と一緒に使うことが多い。その場合、完成の意味になり、努力してやり遂げる意味が含まれる。

 

類似文型

~きる

  • 意味は意志動詞に接続する場合「全部/最後まで/完全に~する」(例)ラーメンを3杯も食べきった。無意志動詞に接続する場合「完全にその状態になる」(例)体が冷えきってしまった。
  • 「~あげる」は作成する意味の動詞と相性がいい。(例)レポートを書き(◎あげた 〇きった)。←「書きあげた」の方が努力してやり遂げた意味を含むが、「書ききった」だと完全に終わったことに重点が置かれる。

【参考】~きる

 

~抜く

  • 意味は「最後まで~する/徹底的に~する」(例)大変だったけど、42.195キロを走り抜いた
  • 「~抜く」は頑張って苦労したことに焦点が置かれる。作成する意味の動詞には「~あげる」のほうが相性がいい。(例1)ちょっと辛くても、最後までやり(〇抜きます ?あげます)!(例2)明日までにレポートを書き(?抜か 〇あげ)なければならない。

【参考】~抜く

 

~通す

  • 意味は「最後まで~する/ずっと~し続ける」(例)嘘をつき通すのは難しい。
  • 「~通す」は同じ状態をずっと続ける様子を表す。

【参考】~抜く

 

 

以上、たのすけでした。

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