N2(文法分析)

【N2文法解説】~につけて|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N2文法「~につけて」の説明です。

 

用法

接続

V辞書形/N+につけて

たのすけ
たのすけ
一緒に使う言葉は限られます。例えば動詞なら、「見る・聞く・考える」などです。

 

意味

  • ~に関連して、いつも。
たのすけ
たのすけ
たまたま同じ状況にあるとき、それに関連していつも同じ感情が起こるときに使います。

 

例文

  • この音楽を聴くにつけて、昔の恋人を思い出す。
  • 家族の写真を見るにつけて、「頑張ろう」という気持ちになる。
  • 地震や洪水のニュースを聞くにつけて、怖くなる。
  • 旅行雑誌を読むにつけ、旅行に行きたくなる。
  • 子供の顔を見るにつけ、幸せな気持ちになる。
  • 母は何かにつけて、私を心配して連絡してくる。
  • 田中さんは何ごとにつけても、文句を言ってくる。

 

注意事項

  1. 「~につけて」を省略して「~につけ」の形もある。「~につけても」は、より意味が強調される。
  2. 後件には、話者の気持ちに関係のある表現が来る。(例)思い出、後悔、感じられる、思い出される
  3. 後件に意志表現は来ない。
  4. 「何かにつけて(=どんな場合でもいつも)」「何ごとにつけて(=何かがあるといつも)」は慣用表現。後に来る文は、心の動きを表す文でなくてもよい。

 

類似文型との違い

~たびに

  • 意味は「~すると、いつも」
  • 「~につけ」との違いは、「~たびに」は後件に意志・無意志どちらでも可能だが、「~につけて」後件に意志表現が使えない。(例)旅行に行く(〇たびに ✕につけ)お土産を買う。

【参考】~たびに

 

~につけ~につけ

  • 意味は「~ても、~ても/どっちの場合でも」(例)大学に進学するにつけ、就職するにつけ、学生のときは勉強するべきだ。

【参考】~につけ~につけ

 

 

以上、たのすけでした。

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