N2(文法分析)

【N2文法解説】~にしろ~にしろ|用法・例文

たのすけ
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N2文法「~にしろ~にしろ」の説明です。

 

用法

接続

普通形+にしろ+普通形+にしろ

たのすけ
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「にしろ」は、「にせよ」「にしても」と置き換え可能です。

 

意味

  • ~を例にとっても、ほかの~を例にとっても同じことが言える。
たのすけ
たのすけ
「Aの場合でも、Bの場合でも、X=Yである」と言いたいときに使います。

 

例文

  • N2は文法にしろ読解にしろ、とても難しい。
  • ドン・キホーテは、食べ物にしろにしろ、安く買うことができる。
  • 家族にしても友達にしても、人からお金を借りたくない。
  • 賛成するにせよ反対するにせよ、どちらに手を挙げてください。
  • 仕事を続けるにしろ辞めるにしろ、早く決めたほうがいい。
  • レストランで食事するにしても、タクシーで移動するにしても、日本は英語が通じないことが多い。
  • 背が低いにせよイケメンじゃないにせよ、彼は優しくて面白いので女性から人気がある。

 

注意事項

  1. 「~にしろ」「~にせよ」「~にしても」は置き換え可能だが、「(柔)~にしても>~にしろ>~にせよ(硬)」の順で硬い表現になる。
  2. 肯定形と否定形を組みわせる言い方もある。(例)パーティーに参加するにせよ参加しないにせよ、明日までに連絡をください。

 

類似文型との違い

~といい~といい

  1. 意味は、「~も~も」
  2. 特に目立つことを重ねて強調するときに使う。(例)主人は料理といい掃除といい、家事は何もできない。

 

~であれ~であれ/~であろうと~であろうと

  • 意味は、「~でも~でも関係なく」(例)家族であれ親友であれ、お金は貸さないと決めている。

【参考】~であれ~であれ/~であろうと~であろうと

 

~(よう)が~まいが

  • 意味は、「~でも~でなくても(関係なく)」(例)私の幽霊を見た話しを信じようが信じまいが、幽霊は絶対にいる。

 

~にしろ/~にしても/~にせよ

  • 意味は、「仮に~としても」
  • 話者の主張や意見を言いたいときに使う。(例)コンビニのアルバイトを続けるにしろ、深夜はやりたくない。

 

 

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以上、たのすけでした。

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