【N2文法解説】～のみならず｜用法・例文

たのすけ

N2文法「～のみならず」を説明します。

用法

接続

普通形＋のみならず
＊なA-だ～である/N-だ・N-だ～である

意味

• ～だけでなく、ほかにも。

たのすけ

～だけでなく、さらに範囲が広く及ぶときに使います。

例文

• 田中さんはミスをしたばかりでなく、ミスの報告もしなかった。
• 寝坊したのみならず、スマホも家に忘れてしまった。
• 日本に留学したいので、日本語を勉強しているのみならず、アルバイトをしてお金も貯めている。
• スターバックスは、飲み物がおいしいのみならず、スコーンやケーキもおいしい。
• 田中さんはサッカーが上手であるのみならず、野球も上手だ。
• この商品は便利であるのみならず、値段も安い。
• 牛乳のみならず、卵や小麦粉の値段も上がった。
• 「ドラえもん」は日本のみならず、世界でも愛されている。
• K-POPはアジアのみならず、欧米でも人気がある。

注意事項

1. 硬い言い方で、書き言葉。
2. 後件には「も・まで・さえ」などの言葉と一緒に使われる。

類似文型との違い

～に限らず

• 意味は「～だけでなく、ほかに」（例）日本のアニメは日本に限らず、さまざまな国でも人気がある。
• 「～に限らず」は「～のみならず」と違い、同じレベルの他のものには使えない。（例）お金がなかったので、ガス（✕に限らず　〇のみならず）水道や電気も止められてしまった。

【参考】～に限らず

～ばかりか

• 意味は「～だけでなく、さらに」（例）彼はデートに遅れたばかりか、家に財布も忘れてきた。
• 後件に意志・命令・依頼の表現はほとんど来ない。

【参考】～ばかりか

～ばかりでなく…も

• 意味は「～だけでなく…も（さらに）」（例）台風が来ている。雨ばかりでなく、風も強くなってきた。
• 「～のみならず」の方が硬い言い方。

【参考】～ばかりでなく…も

～だけでなく

• 意味は「～のほかに」（例）ダイエットするときは甘い物を食べないだけでなく、運動もしたほうがいいよ。
• 単なる付け加えを表すときに一番使われる。
• 「～のみならず」の方が硬い言い方。

【参考】～だけでなく

以上、たのすけでした。