【N2文法解説】～に限らず｜用法・例文

たのすけ

N2文法「～に限らず」の説明です。

用法

接続

N＋に限らず

意味

• ～だけでなく、ほかに。

たのすけ

対象が限定されず、さらに広い範囲を含んでいるときに使います。

例文

• 「鬼滅の刃」のアニメは子供に限らず、大人でも楽しめる。
• 日本のアニメは日本に限らず、さまざまさ国で人気がある。
• あのケーキ屋は、週末に限らず、平日も混んでいる。
• 私に限らず、友達もみんなスマホを持っている。
• 女性に限らず、男性も育児休暇を取る人が少しずつ増えてきた。
• 外国人に限らず、日本人でも敬語を難しいと思う。
• トヨタの車は日本に限らず、世界でも乗られている。
• 木村拓哉は若い人に限らず、あらゆる世代の人に人気がある。

注意事項

• 後件には、「～も・～でも・～にも」「あらゆる・さまざまな～」などの表現が来る。

類似文型との違い

～のみならず

• 意味は「～だけでなく、ほかにも」
• 「～に限らず」と違い、同じレベルの他のものにも使える。（例）お金がなかったので、ガス（〇のみならず　✕に限らず）水道や電気も止められてしまった。

【参考】～のみならず

～だけでなく

• 意味は「～のほかに」（例）ダイエットするときは甘い物を食べないだけでなく、運動もしたほうがいいよ。
• 単なる付け加えを表すときに一番使われる。
• 「ＡだけでなくＢ」はＡもＢも両方の意味であるが、「Ａに限らずＢ」は、Ｂの範囲が限定されずさらに広い範囲を表す。

【参考】～だけでなく

～ばかりか

• 意味は「～だけでなく、さらに」（例）彼はデートに遅れたばかりか、家に財布も忘れてきた。
• 後件に意志・命令・依頼の表現はほとんど来ない。

【参考】～ばかりか

～ばかりでなく…も

• 意味は「～だけでなく…も（さらに）」（例）鈴木さんは綺麗なばかりでなく、性格もいい。

【参考】～ばかりでなく…も

形の似ている文型

• ～に限る
• ～に限り（では）
• ～限り（は）
• ～に限り
• ～に限って

以上、たのすけでした。