N1(文法分析)

【N1文法解説】~始末だ|例文・用法

たのすけ
たのすけ
N1文法「~始末だ」の説明です。

 

用法

接続

V辞書形+始末だ

たのすけ
たのすけ
「~という始末だ」で使ってもいいです。

 

意味

  • ~という悪い結末だ。
たのすけ
たのすけ
「~という悪い経過があって、最後には~になった」と、もっと好ましくない結果や状況になったときに使います。

 

例文

  • 息子は大学を卒業してから無色で、とうとう毎月お小遣いをくれと言う始末だ
  • 昨日は朝から妻と喧嘩し、会社では上司に注意され、最後には電車の中では知らない人に怒られる始末だ
  • あんなに仲がよかったのに、結婚したら毎日喧嘩ばかりで、とうとう離婚する始末だ
  • 3歳の娘はわがままで、ちょっと怒っただけで、いつも泣き出す始末だ
  • 若者に電車でのマナーを注意しただけなのに、逆ギレする始末だ
  • 何度も注意しているのに、この始末だ。燃えるゴミ・燃えないゴミ・ペットボトルなど、ゴミは分別して出してほしいよ。

 

注意事項

  1. 「この始末だ」は慣用的な言い方。意味は「実際はこの通りだ」で、何か問題があったときに、あきれる気持ちを表わす
  2. 「とうとう・最後は」などの言葉とよく使う。

 

類似文型との違い

~次第だ(経緯)

  • 意味は「~ということだ」(例)日時の変更については、決まりましたら、お知らせする次第です
  • 「~始末だ」は結果に視点があり、話し手のネガティブな気持ちを表す。(例)アルバイト募集のチラシを見て、応募した(〇次第です ×始末です)。←ネガティブな気持ちがない・悪い結果ではないので「~始末だ」は不自然。

【参考】~次第だ(経緯)

 

 

以上、たのすけでした。

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