N2(文法分析)

【N2文法解説】~ところ(を)(依頼・お詫び・感謝)|例文・用法

たのすけ
たのすけ
N2文法「~ところ(を)(状況)」の説明です。

 

用法

接続

V普通形/いA普通形/なA~な/Nの+ところ(を)

たのすけ
たのすけ
会話では「を」が脱落することが多いです。文法書によっては、な形容詞の接続はない文法書もあります。

 

意味

  • ~という状況なのに。
たのすけ
たのすけ
動作が継続中の時に、それを中断しなければならない時に使います。相手に無理を言ったり迷惑をかけたりするような場面で、相手の状況を配慮するクッション言葉として使われます。

 

例文

  • お忙しいところを申し訳ありませんが、少しお時間いただけますか。
  • お楽しみのところ、失礼します。
  • お休み中のところすみません。お急ぎのことがあってお電話しました。
  • お話し中のところすみませんが、ちょっとよろしいですか。
  • ご多忙中のところ、遠くから来ていただきありがとうございます。
  • 急いでいるところをすみません。これだけ確認していただけますか。
  • 疲れているところ、親切に教えていただきありがとうございます。

 

注意事項

  1. 後件には、依頼やお詫び・感謝の表現が来る。
  2. 慣用表現として覚えるとよい。(例)~ところをすみません/申し訳ありません/ありがとうございます。
  3. フォーマルな場面で使うことが多い。(例1)お忙しいところ申し訳ありません。 (例2)疲れているのに、ごめんね。

 

類似文型

~ところ(に/へ/を/で)

  • 意味は「ちょうど~する/している/したとき」(例)出かけるところを母に呼び止められた。
  • ある状況がどのような段階かを表す。

【参考】~ところ(に/へ/を/で)

 

~たところ

  • 意味は「~してみたら、ある結果になった・ある状態がわかった」(例)母にLINEを送ったところ、すぐに返事が来た。

【参考】~たところ

 

 

以上、たのすけでした。

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