毎年12月に「今年の漢字」が決定しますよね。
これ、授業に活用しない手はないと思いませんか・・・?
今回は、授業のアイディアとして、毎年公募から決定される世相を表す「今年の漢字」を授業に取り入れたアイディアを紹介したいと思います。
実際に、たのすけは毎年12月の授業でやっていました。
どんな授業かといいますと・・・
学習者に今年の漢字を一文字で表してもらい、その漢字をもとに、今年一年を振り返ってもらいます。
12月になると、学期のまとめテストがあります。それが終わると、学校全体がちょっと一息ついたようなモードになります。
なので、テスト後から学期終了までの時間にやるのがちょうどいいんです!!
漢字って苦手意識を持っている学習者も多いんですよね。
でも、自分の今年一年の漢字を選ぶとなると、みんな楽しそうに漢字を調べ始めます。
「この漢字ってどんな意味?読み方は?」
「自分の一年を表せる漢字ってあるかな?」
そんな感じで、楽しみながら漢字の勉強にもなります。
「今年の漢字」の授業は、
そんないい機会になる授業です。
授業の進め方の例を紹介します!
- 「今年の漢字」を紹介する。
- 教師の「今年の漢字」を紹介する。
- 学習者に今年一年を表す漢字一字を選んでもらい、その理由も考えてもらう。
- 学習者に「今年の漢字」を発表してもらう。
少し詳しく紹介しますね。
まずは、「今年の漢字」の紹介をします。2022年なら「戦」ですね。
なぜ「戦」が選ばれたのか、その理由まで紹介します。
次に、教師自身の「今年の漢字」とそれを選んだ理由を発表します。
これは今から学習者がどんなことをするのかな、どう発表するのかな、という例として紹介するイメージです。
教師の「今年の漢字」を紹介したら、次は時間を決めて、学習者に「今年の漢字」とその理由を考えてもらいます。
既習の漢字から選ぼうとする学習者もいれば、新し漢字を探そうとする学習者もいて、それぞれだと思います。
学習者に「今年の漢字」を決めてもらった後は、その漢字とそれを選んだ理由を発表してもらいます。
クラス人数やかけられる時間によって、クラス全体で発表してもいいですし、何人かのグループ発表でもいいと思います。
発表するのに、紙に「今年の漢字」を書いてもらうのもいいですよね。
そうすると、学習者の個性が出て面白いです!
大きく漢字を書く人、小さく書く人、カラフルにする人、イラスト付きで可愛くする人、本当にいろいろで、学習者の個性が見えます。
学習者の発表を聞いていると、「ああ、やっぱりなぁ」と感じたり、「あ、そうだったんだ」と新しい発見があったり、面白いです!
ぜひ、授業アイディアとして参考にしてみてくださいね。
以上、たのすけでした。
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日本語教師たのすけです。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。