好きなこと・日記

「DIE WITH ZWRO」を読んだ感想|本を読んで思ったあれこれ。

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今日は最近読んだ本についてお話しようと思います。

最近読んだ本は「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」です。

 

 

2020年に発行され、もう話題になって時間が経っていますが、もう読みましたでしょうか?

たのすけはつい最近になって読みました。

 

 

さて、この本は目から鱗のような、でも「ああ、なるほどな」と思わせてくれる本でした。

 

本の前書き部分に、有名なアリとキリギリスのイソップ寓話が紹介されています。

とても有名な話なのでご存じだと思いますが、ストーリーを簡単に紹介しますね。

 

夏の間、勤勉なアリは冬の食料を蓄えるためにせっせと働きますが、

気楽なキリギリスは自由に遊んで暮らします。

やがて冬が来ると、アリは生き残り、キリギリスには悲惨な結末が待っていた・・・

という話です。

 

アリとキリギリスの話では

『人生には、働くべきときと遊ぶべきときがある』

という教訓を伝えています。

 

たのすけは昔からアリ派だったのですが、

この本の筆者は「アリはいつ遊ぶことができるのだろう?」と疑問を感じ、それがこの本のテーマになっています。

 

た、確かに・・・!

 

アリは冬に備えて休みなく、せっせと働いていますが、

いつ休んで人生を楽しんでいるのでしょうか。。。

 

たのすけも昔は、アリだったと思います。

一種のワーカホリックで、常にエンジンが稼働しているような感じでした。

仕事が楽しいから家に帰っても仕事をして、休日も仕事のことを考えていることもありました。

 

もちろん、楽しいからという理由だけじゃなく、

仕事を通じて自分を認められることに達成感のようなやりがいを感じていたり、

日本語教師の場合、授業準備をしなくては…とやっていた部分もあります。

 

この本ではアリのように、自分のことを楽しむ時間を持っていない人、

仕事が楽しいからそれでいいんだと思っている人に疑問を投げかけ、

人生が豊かになる生き方を提案しています。

 

 

この本で伝えたいのは、

「人生で一番大切なのは、思い出を作ること」

だということです。

 

そのために、

仕事だけをして、自分の好きなことをする時間や大切な人と過ごす時間を作らないのはもったいない

仕事をすることで(時間を費やして)お金を得ても、使わずに一生を終えるのはもったいない

と繰り返し伝えています。

 

人生をより有意義に過ごすために、経験にお金を使おう。

それは、年を取ってからではなく、今なんだ!

つまり、亡くなるときにお金はなくてもいい「DIE WITH ZERO/ゼロで死ね」

を提唱しています。

 

本のタイトルだけ見ると、

「DIE WITH ZERO」って何じゃ?

「ゼロで死ね」ってどういうこと?

と思いますが、謎が解けた感じです。

 

本を読むまでは、人生を豊かに生きるためのマインド面がメインの本だと思っていたのですが、

図表を用いながら、具体的な数字を出してくれているので、「ああ、だからこういう行動をするのがいいんだな」と、説得力があります。

どんなふうにすればいいのか、人生を最適化するための原則・ルールを紹介しています

 

なぜ、今回この本を紹介しようかと思ったかというと、

実は、つい最近とても悲しい出来事がありました。

 

突然のことだったのですが、

20年来仲良くしていた友人が亡くなってしまったのです・・・

 

友人から、「入院した。癌と診断された」と連絡をもらってから、友人が亡くなるまで1カ月もありませんでした。

お見舞いに行きたいと伝えていたのですが、コロナのために面会は家族のみに制限をしており、最後は会えずじまいでした。

 

あまりにも突然の訃報で、そして若くして旅立ってしまった友人を想うと涙が止まりませんでした。

 

その時に、「ああ、人はいつ死ぬかわからないんだな」ということを思い出しました。

というのも、たのすけの父は、たのすけが子供のときに亡くなっているのですが、

秋に癌と診断されて、その年の冬には帰らぬ人となってしまったのです。

 

友人の悲報を聞いた時に、たまたまタイムリーにこの本を読んでいて、人生を豊かに生きるとは?と改めて考えさせられたのでした。

 

 

長くなりましたら、本の内容に入ります。

 

本で印象に残った言葉を紹介しますね。

「人生で一番しなければならない一番大切なのは、思い出づくりです。最後に残るのは、結局それだけなのですから」

ビル・パーキンス「DIE WITH ZERO 人生で豊かになりすぎる究極のルール」2020年、ダイヤモンド社、P45

 

人は死ぬときに、「思い出」が一番だそうです。

わかっているようで、実際にはその日その日のやることや仕事に追われたりして、「思い出づくり」が後回しになっているなぁと感じます。

 

特に仕事をしていると、そうですよね。

ちょっと疲れたからといって、休日は家で一日中ごろごろ寝てしまったり、

プライベートよりも仕事を優先してしまったり、、、

 

そうせざるを得ないときもあるので、

「思い出づくり」

「自分のやりたいことをする」

「大切な人と楽しい時間を過ごす」

ことを意識してやっていかなければと感じました。

 

 

この本に面白いことが書かれていました。

それは、経験は「記憶の配当」だそうです。

なぜなら、経験からは、その瞬間の喜びだけでなく、後で思い出せる記憶が得られるからだそうです。

 

確かに楽しかった旅行の思い出や、一生忘れないと思った素敵な景色の思い出は、

思い出すだけで、その時の様々な感情を一緒に思い出すことができますよね。

 

よく、子供の日々の成長を写真や動画で記録しているので、それを時々見返して、

日々の日常や楽しかった思い出を思い出しています。

まさに、「記憶の配当」を受けていますね。

 

 

そういうわけで、この本では、

大事なのは思い出づくりで、今しかできない経験のためにお金を使おうと言っているんですね。

なぜ『今』なのかというと、健康でないとできないこと、気力がないとできないこともあるからです。

先延ばしにするのはよくないと繰り返し伝えてくれています。

 

 

ここで、「仕事が好きだから問題」も紹介しますね。

仕事が楽しいと思っている人には、好きな仕事をしているのにそれがダメなのかな、

好きな仕事をして稼いだお金に死ぬまで手を付けなかったとしても何か問題があるのだろうか、と思いますよね。

 

以前のたのすけもそうだったと思います。

たのすけは仕事が好きで、以前は一種のワーカホリックみたいになっていたとお伝えしたのですが、

自分とは全く仕事観の違う夫に出会い結婚を機に、そして子供が産まれたのをきっかけに、

さらに仕事観が変わったように思います。

 

この記事を書いている今大切にしている価値観は、

「のびのびと」

「自分が自分らしくいられるように」

「穏やかな気持ちで過ごせるか」

ということです。

 

特に心の平穏を大事に思っていて、

昔は時間に追われるのもやりがいに感じていたりしたけれども、今は時間に追われずにのんびり自分のペースで働きたいな、

(きっとドーパミンが出ていて、せかせか働くことが気にならなかったのだと思います)

せかせかするよりも、ゆったりとのんびりした時間を過ごすことに幸せを感じています。

 

仕事でのやりがいも、とてもとても大事なのだけど、それは心の平穏があってこそ、ですね。

 

たのすけの場合、一度ハマってしまうと周りも関係なしに夢中になってしまうので、

今は家族との時間を大切にしたい、しようと思っています。

 

おっと・・・!話がズレてしまいましたが、

この本では、仕事が好きな人をダメだと否定はしていませんが、以下のように書いています。

世の中には「夢のような」職業人生を生きている幸運な人もいる。毎日職場に行くのが待ちきれず、夜になって「家に帰らなければならない‥‥‥」とせつなくなるような人たちだ。それほどまでに仕事を愛している。

私たちは、さまざまなことを体験し、発見したいと思っている。仕事をすれば、それらを叶える手段(金)が手に入る。だから私たちは、働き、金を稼ぐことに必死になる。だが、いつのまにかそれ自体が目的になってしまい、もともと求めていたものが何かを忘れてしまっている。それでは本末転倒だ。

ビル・パーキンス「DIE WITH ZERO 人生で豊かになりすぎる究極のルール」2020年、ダイヤモンド社、P230

 

仕事が好きなことは幸せなことだけども、仕事以外にも経験をしてみるべき

生きているうちに自分や家族、大切な人たちの人生を豊かにする最高の体験を探し求めるべきだ

ということですね。

 

これもそうだよなぁと思います・・・!

仕事でしか得られないやりがいや達成感、幸福感があります。

だからこそ、仕事が楽しいんですよね。

 

でも、それは仕事だけに夢中になっているからで、

一歩目を向けてみれば、仕事以外にも興味のあることはたくさんあって

大切に思っている人と時間をともに過ごしてみると、幸福感を感じるなと思うんです。

 

たのすけの例になりますが、

先日、休日に夫・子供・たのすけの3人で、ベットで川の字になってゴロゴロしてお昼寝をしたのですが、「ああ、今幸せだなぁ」と感じました。

何か特別な経験をしたわけではないですが、とても幸せで、

大袈裟ですが、自分が今死ぬとしたら、あの瞬間は幸せだったなと思い出すと思います。

 

以前のたのすけだったら、お昼寝をするのは時間がもったいないから、その間に仕事しちゃおうとか思っていたと思います…!

自分の価値観も変わったんだなぁと思った出来事でした。

 

 

長くなりましたが、この本を読んで伝えたいことは、

もしあなたが仕事ばかりをして、それに追われているのなら、ちょっと立ち止まって見ませんか?

ということです。

 

特に日本語教師として働いている方は、真面目で熱心で学習者想いの方が多いです。

そのため、自分を犠牲にしてしまう傾向があるような印象を受けます。

 

授業準備に時間が追われて、毎日せかせかしているのなら、

思い切って、授業準備は80%できれば上出来!と決めて、

もう少しご自身の人生を豊かにするために、時間やお金を有効に使ってみませんか…?

 

もちろん、授業準備をするのも楽しくてそれが趣味だと言うのなら、最高です!

でも、それでも一歩外に目を向けてみると新しい経験があなたを待っています

 

あなたの人生を豊かにするために、「今」何をして、何に時間を使って、何にお金を使うべきなのか考える時間を持つのもいいと思います。

 

人生で大切な仕事は、「思い出づくり」です。

 

たのすけも、今しかできないことを大切にしていきたいと改めて考えさせられたので、

大切な人と過ごす時間を大切にしたいですし、そのためにお金を使いたいなと思います。

 

 

たのすけが印象に残った部分をお伝えしました。

 

本の内容はですね、実際には、もっと具体的な数字をもとにして、

お金を残して死ぬのではなく、豊かな人生を生きるためのお金の使い方などを教えてくれています。

 

気になりましたら、「DIE WITH ZERO」をご覧くださいね。

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恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。

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