N2(文法分析)

【N2文法解説】~ことなく|例文・用法

たのすけ
たのすけ
N2文法「~ことなく」の説明です。

 

用法

接続

V辞書形+ことなく

 

意味

  • ~しないで。
たのすけ
たのすけ
「普通は~する、または~してしまうが、この場合は~しないで」という意味です。

 

例文

  • 地震のときは、慌てることなく行動してください。
  • 田中さんは誰にも相談することなく、会社を辞めてしまった。
  • 工場の機械は24時間休むことなく動いている。
  • キムさんは夏休みに帰国することなく、アルバイトをしたり、日本語の勉強をしたりして過ごすそうだ。
  • 何回失敗しても、諦めることなく挑戦し続けた。
  • 昨日から雨は休むことなく降り続いている。
  • 卒業しても、変わることなく友達でいましょう。
  • 大雨でも、電車は遅れることなく到着した。
  • 彼は自分の娘が結婚したことを知ることなく、亡くなってしまった。

 

注意事項

  • 改まった場面で使われることが多く、日常的なことにはあまり使わない。(例)コーヒーに砂糖を入れることなく飲んでいる。×←日常的なことなので、不自然。

 

類似文型との違い

~ことなしに

  • 意味は「~しないで」(例)8時から12時まで、休憩することなしに、会議を続けた。
  • 「AすることなしにBできない」のように、後件に可能性を打ち消す言葉が来ると、「AしなければBができない/Aをしようと思ったら、Bをすることを避けられない」という意味になる。(例)練習をすることなしに、優勝はできません。
  • 「~ことなしに」も「~ことなく」のどちらも改まった場面で使われるが、「~ことなしに」よりも「~ことなく」の方が使われる。

【参考】~ことなしに

 

 

以上、たのすけでした。

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