日本語教師のこと

日本語教師の「常勤」と「非常勤」の違い|メリット・デメリットを紹介!

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(2021.7.28修正)

新しく日本語教師になって就職活動をしている方!

就職活動をするときに「常勤講師」か「非常勤講師」のどちらで応募しようか決めましたか?

 

常勤講師・非常勤講師には勤務形態などの違いもありますし、それぞれメリット・デメリットがあります。

正社員として働きたいという場合や旦那さんの扶養範囲内で働きたいなど、いろいろ希望があると思います。

違いを理解した上で、自分に合った常勤講師か非常勤講師を選びたいですよね。

 

たのすけ
たのすけ
この記事を書いているは、元日本語教師のたのすけ(@t_tanosuke)です。6年間専任として働いていました。

 

本記事では、日本語教師の「常勤講師」と「非常勤講師」の違い、それぞれのメリット・デメリットについて紹介しています。

常勤講師と非常勤講師の違いについては、以下のことを解説しています。

  • 勤務形態(勤務時間、お給料、有給休暇)
  • 授業(カリキュラムの作成、イベントの計画・実施、学期休みの仕事)
  • 学生指導(生活指導、進路指導、学習面談)

 

「常勤講師」と「非常勤講師」のどちらに応募しようか迷っているなら、ぜひこの記事をご覧ください。

常勤講師の仕事内容については、「日本語教師の仕事内容~日本語を教えるだけだと思っていませんか?~」の記事でも書いているので、参考にどうぞ。

 

ここでは、常勤講師=正社員という扱いで話をしています。

※厳密に分けると、非常勤講師でも週5日で授業をすれば常勤講師という場合もあります。

 

日本語教師の「常勤講師」と「非常勤講師」の違い

日本語教師の「常勤講師」と「非常勤講師」の違い一覧表

「常勤講師」と「非常勤講師」の違いを表にまとめました。

項目 常勤講師 非常勤講師
勤務形態 勤務時間 8時間勤務(例)9:00~18:00 授業の時間だけ(例)9:30~12:45
勤務日 月~金 授業の日だけ
給料 月給制 時給・コマ制
残業代
有給休暇 〇(学期休み以外は取りにくい) 〇(使っている人はあまりいない)
カリキュラムの作成
イベントの計画・実施 △(企画はしないが、参加することはある)
学期休みの仕事
学生指導 生活指導
進路指導
学習面談

それでは、詳しく解説していきます。

 

1.基本の勤務形態

1‐1.勤務時間と勤務日

働いている女性

常勤講師は一日8時間勤務です。普通の会社の正社員と同じですね。

日本語学校によって、勤務時間は異なります。8:30~17:30、9:00~18:00など、授業開始時間によって勤務時間が異なります。

土日・祝日が休みという学校がほとんどです。

 

非常勤講師の場合は、午前中や午後の半日だけの勤務が多いです。

もちろん、午前も午後も授業をするという方もいますが、授業準備の時間を考えるとあまり現実的じゃありません。

 

非常勤講師は授業時間が勤務時間です。

週に何回働くかは人によって違います。(大体、ご自身の希望通りにシフトを組んでくれます)非常勤講師の方だと、週に2・3回働いている方が多いですね。

 

1‐2.お給料と残業代

給与

常勤講師は月給制ですが、非常勤講師は時給制です。基本的に、日本語教師の場合は1コマいくらという計算です。

例えば、1コマ=1,500円なら、通常1回の授業は4コマなので、1,500円×4コマ=6,000円という計算です。

 

非常勤講師の場合は時給なので、学期休みなどの授業が休みの場合はお給料が発生しません。ボーナスは学校の規模によりますが、出る学校より出ない学校のほうが多いです。

安定を求めるなら、常勤講師のほうがいいですね。

 

日本語学校の場合、一般の会社と違い残業代が出ないところが多いです。

非常勤講師は、テストや宿題の採点業務は無給の場合もあります。常勤講師も通常の業務時間内で終わらないことも多いので、自宅で採点していることも多いです。(個人情報なので、持ち帰りを禁止している学校もあります)

 

採点や宿題は人によってスピードが違うので、時間では計算できない部分もありますが、お金の面で日本語教師の環境はあまりいいとは言えません。

 

日本語教師の専任講師と非常勤講師の収入につては「日本語教師の収入|日本語教師の給料で生活できる?リアルを公開します」をご覧ください。

 

1‐3.有給休暇

遊園地

常勤講師、非常勤講師ともに有給休暇があります。

基本的に学期中は忙しいので、あまり有給を使うことはできません。

 

授業がある日本語教師は、担当授業の日は有休を取りにくいと思います。

なので、学期休みに有給を使う人が多いです。学校によっては、有給休暇があってもなかなか使いにくい学校もあります。

これは職場の労働環境によりますね。

 

非常勤講師の方に関しては、法律上、有給休暇も存在していますが、実際にとっている方は見たことがありません。

 

2.授業関係

2‐1.カリキュラムの作成

カレンダー

カリキュラムは常勤講師が作成します。

クラスを担当している常勤講師や教務主任が作成しています。

 

非常勤講師がカリキュラムを作成することはありません。非常勤講師は決められたカリキュラムにそって授業をします。

「自分で考えて授業をすすめたい!」という人には常勤講師のほうが面白みがあると思います。

 

非常勤講師の場合、授業で使用するプリントも事前に提出を求める学校もあります。

 

2‐2.イベントの計画・実施

浅草

学校のイベントに関しては、計画立案するのは常勤講師です。

非常勤講師はイベントに参加するときもあれば、参加しない場合もあります。

非常勤講師にイベントの引率をお願いすることもあります。その場合は仕事なので、もちろん時給が発生します。(イベント手当という場合もあります)

 

2‐3.学期休みの仕事

働いている女性

常勤講師は、学期休みも通常通り仕事があります。

授業自体はないので、学期休みの間にイベントの計画をすすめたり、次学期の授業スケジュールの作成、テストの作成などをやります。

 

次の学期に向けての準備や新入生の受け入れなど、意外に忙しいです。(ほとんどの学校が、新入生を4・7・10・1月の年に4回受け入れています)

 

非常勤講師は、授業がなければお休みです。学期休みは年に4回あるので、その間は収入が得られないので、収入面では不安定になりますね。

一定の収入を得なければいけない人は、その期間だけ短期のアルバイトやスポットのアルバイトをしているようです。

 

3.学生指導

3‐1.生活指導

面談をしている様子

学生の生活指導は、常勤講師が担当することがほとんどです。

非常勤講師は授業の時間だけ(=日本語に関すること)と考えたほうがいいです。

生活指導ですから、出席率、態度・マナー、アルバイトetc…など指導することは多いです。

 

授業だけをしたい!」という人は、非常勤講師でコマ数をたくさん担当したほうがいいかもしれません。

 

3‐2.進路指導

指導している女性

進路指導も常勤講師が担当します。

専門学校や大学、大学院に進学の場合があります。ときどき、就職を選ぶ学生もいますが、進学の進路指導がほとんどです。

学生が日本語学校を卒業した後に路頭に迷うことがないように、進路を決めなければなりません。

 

非常勤講師は進路指導をすることはありません。

授業の休み時間や授業後に、学生から進路についての相談や質問があったら受けるという感じです。

 

3‐3.学習面談

面談をしている様子

学習面談は基本的に担任業務です。常勤講師が担任になることが多いので、必然的に常勤が学習面談をすることが多いです。

学習アドバイスはいつでもできるので、休み時間や授業後の時間を使って非常勤講師がアドバイスをすることもあります。

 

日本語教師の役割は「学習者の日本語能力を上げる」ことなので、どちらが担当してもいいのです。

 

日本語教師の「常勤講師」と「非常勤講師」のメリット・デメリット

メリットとデメリット

常勤講師と非常勤講師の違いを書きましたが、どちらにもメリット・デメリットがあります。

常勤講師

メリット

  • 授業だけでなく、授業スケジュール作成、イベントの計画・実際など、業務に幅がある。
  • 学生と接せる機会が多いので、より深い関係を築きやすい。
  • 学生の成長を日々みられるので、やりがいにつながりやすい。
  • お給料が安定している。

 

デメリット

  • 授業以外の教務の仕事もあるので、忙しい。
  • 授業だけに集中できる環境ではない。
  • 学生と距離が近くなりすぎてしまう。
  • 学期中は休みをとりにくい。

 

非常勤講師

メリット

  • 教務の仕事がないので、授業だけに集中できる。
  • 学期休みなど授業がないときに長期旅行に行けたり、自由度が高い。
  • 学生と適度な距離を保てる。

 

デメリット

  • 授業しかやらないことが多いので、業務の幅を広げられない。
  • 常勤講師よりは学生と深く関われない。
  • お給料が安定しない。

 

日本語教師をするなら「常勤講師」と「非常勤講師」のどっちがおすすめ?

疑問

常勤講師にも非常勤講師にも、それぞれメリット・デメリットがあるので、自分の理想や働き方から選ぶのが一番です。

常勤講師と非常勤講師のどちらに向いているか、参考にしてください。

常勤講師がおすすめな人

  • 学生と深く関わりたい人。
  • 授業以外の業務にも携わりたい人。
  • 安定したお給料がほしい人。

学生と関わりたいと思っているなら、常勤講師を選びましょう。

学習面だけではなく、生活指導、進路指導など、学生に関わることができます。

 

非常勤講師がおすすめな人

  • 授業をするのが好き。日本語を教えることに専念したい。
  • お給料は安定しなくても問題ない。
  • 不要範囲内で働きたい。

授業だけに専念したいなら、非常勤講師がおすすめです。

教務の仕事はないので、授業だけに専念できます。

非常勤なら、学期休みは基本的に仕事がないので、旅行に行ったり自由に働きた人におすすめです。

 

【まとめ】メリット・デメリットを理解したうえで、選ぼう!

飛んでいるシルエット

日本語教師の常勤講師と非常勤講師の違いについて紹介しました。

 

私自身は、6年間常勤講師(専任)として働いてきて、常勤講師でよかったと感じています。

学生に深く関わることができ、よりサポートできる面も多いし、学校をもっとよくするために、できることも多いからです。

しかし、常勤講師だからこその辛さも経験しています。

 

常勤講師と非常勤講師、それぞれメリット・デメリットがあるので、「自分の求めているものは何か」「理想の働き方は何か」よく考えて、選んでください。

日本語教師のやりがいについて「日本語教師のやりがい5選|私が日本語教師を続ける理由!」の記事に書いているので、考えるときの参考にどうぞ。

 

日本語教師の働く場所は日本語学校だけではありません。

日本語教師の働き方6選|日本語学校?オンライン?どれがいい?」という記事で、日本語教師の働き方について書いているので、自分に合った働き方をみつけてくださいね。

 

日本語教師のまとめ記事はこちら>>日本語教師のまとめ記事

 

以上、たのすけでした。

 

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