日本語学習者は、漢字に苦手意識を持つ人が多いです。
特に、非漢字圏の学習者にとっては、漢字はまるで、絵のように見えるそうです。
確かに、私もタイ語やインドのヒンディー語の文字を見ると、まるで絵のようで覚えられる気がまったくしません!w
日本語学習者が漢字が絵に見える気持ちはわかります!!
ちょっとでも漢字に苦手意識がなくなったらいいですよね。
学習者それぞれ覚えやすいやり方があると思いますが、この記事では3つの漢字の覚え方を紹介しています。
学習者が漢字に苦手意識を持って困っているという日本語教師の方は、ぜひここで紹介する3つの漢字の覚え方も一つの案として紹介してみてくださいね^^
目次
日本語学習者におすすめ「漢字の覚え方3選」
それでは、漢字の覚え方を3つ紹介します。
1.イラストやストーリーで覚える
一つ目は、イラストのイメージやストーリーから漢字を覚える方法です。
非漢字圏の学習者は、イラストからイメージで漢字を覚えたり、ストーリーで覚えると覚えやすい!と言っている学習者が多かったです。
イラストのイメージで覚えらえる漢字は象形文字です。
象形文字とは、ものの形から作られた文字のことを言います。
例えば、「山」という漢字は、山の形から作れました。
このように、イメージで漢字を覚えます。
漢字をストーリーで覚えるとは、例えば「困」という漢字なら、次のようなストーリーができます。
□が家を表し、家の中に木があると、困る。
このように、ストーリーを作ると覚えやすいです。
イラストやストーリーから漢字を覚えらえるおすすめの本を紹介します。
↓漢字をイラストから覚えます。
↓ストーリーで漢字を覚えられます。
2.漢字をパーツに分けて覚える
漢字には「音のわかる記号」や「意味のわかる記号」があり、漢字をパーツに分けて覚える方法もあります。
例えば、「音のわかる記号」がわかれば、漢字の読み方がわかります。
「青」という漢字は「せい」と読みます。
青春(せいしゅん)、晴天(せいてん)、清潔(せいけつ)、冷静(れいせい)
「意味のわかる記号」がわかれば、漢字の意味が推測できます。
ここでいう意味のわかる記号とは、部首のことを指します。
例えば、「木」の部首には「木(tree)」の意味があります。
林、森、桜、梅、根、植
このように、漢字にはルールがある漢字もあり、パーツにわけて覚えると、覚えやすいです。
詳しくは「【漢字の教え方】日本語教師は知ってて当たり前?漢字の4つルール!」の記事に書いているので、知りたい方はご覧ください。
3.カテゴリー別に覚える
漢字をカテゴリーで覚えていく方法もあります。
例えば、「機」という漢字には機械(machine)の意味があります。
覚え方としては、「機」という漢字には機械(machine)の意味があって、「機」を使ったカテゴリーとして言葉も一緒に覚えらえます。
自動販売機、掃除機、洗濯機、扇風機
【まとめ】漢字は自分の覚えやすい方法で覚えていこう!
漢字の覚え方を3つ紹介しました。
学習者から実際に覚えやすいと好評だったのは、「イラストやストーリーで覚える」「漢字をパーツに分けて覚える」やり方です。
漢字はやみくもに覚えるだけでは、なかなか覚えられません。
イメージで覚えたり、漢字のルールを知ることで、漢字が読めなくても意味がわかったりして、漢字のおもしろさを知ってもらいましょう!
以上、たのすけでした。
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日本語教師たのすけです。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。