日本語教師の疑問

日本語授業の『練習』はどうやればいいの?~新米日本語教師の疑問~

日本語授業の『練習』はどうやるの?
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こんにちは。日本語教師×新米主婦のたのすけです。

こんな方に向けて記事を書いています。

  • 文型導入の後の練習方法が思いつかない
  • いつも単調な練習ばかりになってしまう
  • 練習のバリエーションがなくて、学習者が飽きている

 

この記事を読んで、練習方法を思いつくきっかけになれば嬉しいです。

 

練習

練習とは

練習は、文型を導入した後に行う活動です。練習の目的は『覚える』ことです。

機械的な単純練習を行い、記憶に定着させたり、口からスラスラ言えるようにします。

 

練習の種類

練習の方法を9つに分けました。難易度が簡単な順に紹介していきます。

練習は単純な練習から徐々に難易度を上げていきます。文型によっても合う練習合わない練習がありますので、練習は文型によって使い分けるのがいいです。

 

リピート練習

教師の発話をそのままリピートします。

導入文を板書して、リピート練習することが多いです。単純なリピートは最初の口慣らしに最適です。

T:ミラーさんは会社員です。

S:ミラーさんは会社員です。

 

代入練習

ある言葉を次々に代入して練習します。例えば、「ミラーさんは〇〇です」の〇〇を次々に違う言葉に代入して練習します。

T:会社員  S:ミラーさんは教師です。

T:銀行員  S:ミラーさんは銀行員です。

 

変換練習

言葉を変換させます。活用の変換練習もこれにあたります。「~ています」の練習をします。

T:食べます  S:食べています

T:書きます  S:書いています

 

結合練習

2つの文を一つの文にします。「から」の練習をします。

T:風邪です。病院へ行きます。

S:風邪ですから、病院へ行きます。

T:頭が痛いです。薬を飲みます。

S:頭が痛いですから、薬を飲みます。

 

拡大練習

言葉をつなげて文を拡大していきます。

T:行きました S:行きました

T:東京    S:東京行きました

T:友達    S:友達東京行きました

 

助詞を言わないのもポイントです。助詞も考えさせることによって、助詞も一緒に練習して覚えることができます。

 

絵カード練習

絵カードを見せて、学習した文型を使って言ってもらいます。

参照:日本語教育のためのイラスト教材

T:絵を見て言ってください。

S:絵を描いています

 

QA練習

文型を使って、学習者が個人的なこと答える質問です。これは、「はい/いいえ」で答えるクローズド・クエスチョンと、自由に答えるオープン・クエスチョンがあります。

過去形をQA練習します。

(クローズド・クエスチョン)

T:今朝、朝ご飯を食べましたか。

S:はい、今朝朝ご飯を食べました。

 

(オープン・クエスチョン)

T:今朝、を食べましたか。

S:今朝、パンを食べました。

オープン・クエスチョンは5W1Hを使って質問をします。

 

チェーンドリル

これは、チェーンのように学習者から学習者に質問をします。

学習者は答えるだけでなく質問もするので、学習者の発話が増えるというメリットがあります。

T:S1さん、今朝何を食べましたか。

S1:今朝、パンを食べました。S2さん、今朝、何を食べましたか。

S2:今朝、卵を食べました。S3さん、今朝、何を食べましたか。

 

作文練習

作文練習は3パータンあります。前件を考える練習、後件を考える練習、全文を考える練習です。

この練習は難易度が高くなりますが、自分で文を考えるので、運用力をつける練習にもなります。

(前件練習)

T:_____ために、日本語を勉強します。

S:日本の大学に入るために、日本語を勉強します。

(後件練習)

T:旅行するために、________。

S:旅行するために、アルバイトをします

 

全文を考えるのは難易度が高いので、クラスのレベルによってやってください。

 

いつ・どんな練習をしたらいいのか

最初にも述べましたが、練習は徐々に難易度を上げていきます。文型の形をスラスラ言えないのに、QA練習や作文練習をしても意味がありません。

まずは、形を覚えてスラスラ言えるように、単純な機械練習からやります。

注意してほしいのは、機械練習だけだと学習者は飽きてしまいます。チェーンドリルを入れたり、自分で考えるようにQA練習、作文練習を入れたりと工夫も必要です。

 

練習を考えるときは、その練習をして学習者に何ができるようになってほしいのかを考えると練習を考えやすいと思います。

例えば、「~ています」の形を正しくできるようになってほしいなら、変換練習で形を覚えさせます。

T:食べます S:食べています

T:書きます S:書いています

T:遊びます S:遊んでいます

 

「から」を使って自分のことを言えるようになってほしいなら、作文練習をして、文を作らせます。

T:明日はテストですから、______。

S:明日はテストですから、勉強します

T:________から、勉強しませんでした。

S:アルバイトが忙しかったですから、勉強しませんでした。

 

一つの文型に対して練習は一つでは足りません。3つ4つ練習を準備しておきましょう。

学習者の出来具合で練習の種類、数も変えられるようになるとベストです。

 

練習をする時間配分

授業の時間配分は、以下の目安です。

導入:練習:活動=1:3:5

50分の授業なら、導入5~10分、練習10~15分、活動25~35分です。

 

練習で気をつけるポイント

練習の一番の目的は形を覚えてスラスラ言えるようになることですが、実際に使う文にしてください。実際に使わないような文で練習しても意味がありません。

極端な例を出します。

  1. 昨日の晩、何を食べましたか。
  2. 一週間前の晩、何を食べましたか。

 

①は実際のコミュニケーションである会話だと思いますが、②の「一週間前の晩」なんて実際に聞くことはありますか?

練習に取り上げる例文も現実のコミュニケーションで使うものにしましょう。

 

まとめ

練習は次の活動をスムーズに行うために大切です。

練習のやり方はたくさんありますが、しっかりとポイントを押さえておきましょう。

  • 一つの文型に対して練習はいくつも準備する。(多すぎたら時間に合わせて削ればよい)
  • 練習は徐々に難しくしていく。
  • ずっと同じ練習をしないで、練習にメリハリをつける。
  • 練習に使う例文などは、実際のコミュニケーションで使用するものを選ぶ。
  • 目的に合わせて練習方法を変える。

 

 

以上、たのすけでした。

 

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