今回は、「テストの採点」にまつわるアレコレについて、お話しようと思います。
たのすけのお恥ずかしいお話です・・・!
突然ですが、あなたはテストの採点は得意でしょうか?
たのすけは自他ともに認めるおっちょこちょいでして、、、
日本語教師になったばかりの頃、テストの採点が苦手でした。
苦手というか、採点ミスをしてしまうことがありました。
授業でテストを担当したときは、テストの採点があるのですが、
仕事はそれだけじゃないので、できるだけ早くテストの採点を終わらせようと、採点をしていました。
一問一問をじっくり確認してゆっくり丁寧に、というより、
回答を見て、はい〇、はい×、という感じですね。
もちろん、適当に採点するわけではなく、早く終わらせるために、集中していました。
なのですが、、、
おっちょこちょいのたのすけは、集中して採点しているつもりでも、
ときどき採点ミスがあり、師匠(日本語教師の大先輩)に叱られていました。
なぜ採点ミスが発覚するのかというと、学習者は自分のテスト結果を気にしていたからです。
テストを返却すると、間違いが多かったところは授業中にフィードバックをするので学習者は自分のテストを確認しますし、
フィードバックをしなくても、学習者は自分のテストで間違ったところを確認します。
間違ったところがあれば、なぜ間違いなのかを考えるのですが、
そのときに「あ、、、これ〇だ(×だ)」と気づいて、教師に伝えてくれます。
なぜなら、テストの結果は、最後の成績表に反映されるからでした。
テストの結果は成績表に反映されたり、期末試験では1点が合否を分け、クラスの進級に関わる大事なものであるのですが、
なぜ採点ミスがダメなのかというと、学習者はテストに真剣に向き合っているからです。
学習者にとってテストの点数は勉強するモチベーションになっていて、
テストの結果が良ければ喜びますし、テストの結果が悪ければ、落ち込んで、もっと頑張ろう!と思います。
たのすけが師匠に言われたのは、
「学習者はテストの結果がよければ喜ぶし、結果が悪ければ悔しがる。
テストでいい点数を取るために、睡眠時間を削って勉強している学生もいる。
それぐらい真剣に取り組んでいるのに、教師が採点ミスをするのはダメでしょう。」
ということでした。
ま、まさしく、、、
ぐうの音も出ないです。
そんなこんなで、日本語教師になったばかりのころ、採点ミスがときどきあったので、抜き打ちで、テストの採点の再チェックをされていました。
師匠は忙しい中でチェックしてくださっていたので、再チェックをしていただいた、という言い方がよいですね。
真剣に採点をしても、20人分ものテストを採点していると、どうしても集中力が切れてしまい、採点ミスをしてしまうことがあって・・・
やはり叱られていました。
(どんだけおっちょこちょいなのだー!!という感じです・・・)
それで、たのすけは、自分でダブルチェックをすることにしました。
これは時間もかかるし手間だったのですが、
学習者が真剣に向き合っているテストの採点ミスをしてしまうのはよくない、どうにかしたいと思っていて、
「自分も真剣に向き合わなくては!」と思っていたからでした。
自分のことが一番信じられない、という気持ちで、間違いを見つけるぞ、と思ってダブルチェックをしていました。
採点した後に、すぐにダブルチェックをするのではなく、間違いを見つけやすいように、時間を空けて確認するようにしていました。
ダブルチェックをしているうちに、自分のミスをする癖がわかってきて、
どこに気をつけて採点をすればいいのかかがわかるようになってきました。
それがわかれば、採点するときに、そこをより集中して採点します。
そうしているうちに、採点ミスがなくなってきて、
「ちゃんと採点できるようになったね」と認めてもらえました・・・!
一安心です。
学習者にも迷惑をかけ、師匠には採点したテストを再チェックする手間をかけ、本当にご迷惑をおかけしていたと思います。
採点ミスがなくなって、学習者の真剣な想い(テスト)に対して、きちんとお返事できるようになった気分でした。
きちんと採点できないなんて、なんてポンコツなのじゃ、という感じですね…。
誰でも苦手なことがあると思うのですが、
苦手だからと諦めるのではなく、じゃあどうしたらいいんだろう、と考えることが大事なんだと思います。
自分がおっちょこちょいなのは重々承知しているので、ダブルチェック、トリプルチェックをするように、今でも気をつけています。
今回お伝えしたかったことは、たのすけが採点をまともにできなかった話ではなく、
学習者は真剣にテストに取り組んでいるので、その気持ちに応えるように、私たちも採点ミスをしないように、きちんと採点しましょう!
ということです。
たのすけみたいにおっちょこちょいではないと思いますが、採点する際は、ちょっと意識してみてくださいませ。
以上、たのすけでした。
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日本語教師たのすけです。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。