日本語教師の悩み

日本語教師の悩み相談(3)「学生が日本語の勉強にやる気がない」

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「学生に日本語の勉強にやる気がない…」

「授業中はスマホばかり見ているし、勉強よりアルバイトに一生懸命…」

「やる気のない学生に教えるのは辛い。日本語教師のモチベーションがなくなってしまった」

日本語教師の方、こんな悩みがありませんか?

 

憧れて日本語教師になったのに、やる気のない学生に日本語を教えるのは辛いですよね。

日本語教師としてのモチベーションが、どんどんなくなってしまいます。

私もやる気のない学生が多かった日本語学校で働いた経験があるので、その気持ちがよくわかります。

【参考】「日本語教師をやめよう。」と思った出来事|新人の頃の体験談

 

たのすけ
たのすけ
この記事を書いているのは、日本語教師のたのすけ(@t_tanosuke)です。以前は日本語学校で専任講師をしていましたが、現在はオンライン日本語教師として働いています。

 

この記事では、以下のような悩みを持っている日本語教師の役に立てるように、「日本語教師のお悩み」について書いています。

【悩みの内容】学生に日本語の勉強のやる気がない…

 

私の経験をもとに「どうすればいいのか」をアドバイスさせてもらっています。

一意見として、参考にしてみてください。

 

同じような悩みを持っているなら、ぜひこの記事を読んでみてください。

悩みが軽くなるかもしれないし、同じような悩みを共感するだけで、気持ちが楽になるかもしれませんよ。

 

日本語教師の悩み

「学生が日本語の勉強にやる気がない」

日本語の勉強のやる気がない学生

こんなツイートがありました。

日本語教師としては、学生が勉強にやる気がないのは本当に辛いですよね。

たのすけ
たのすけ
やっぱり「日本語が上手になりたい!」と思っている学習者をサポートしたいですよね。

 

日本語教師の悩みにアドバイス

日本語学校によって学生の質は違う

留学生

日本語学校によって雰囲気はまったく違います。つまり、学生の質も違うのです。

(もちろん、日本に来た後に「勉強のやる気がなくなった」学生もいるかもしれません)

 

日本語の勉強が目的の留学生がほとんですが、

  • 母国でやることがないので、親に留学させられた
  • 日本にはお金を稼ぐ目的で留学に来た

このような学生がいるのも事実です。

たのすけ
たのすけ
上記の学生を教えた経験がありますが、日本語学習へのモチベーションは低く、とてもやりにくかったです。

 

日本語教師ができる3つのこと

日本語の勉強にやる気のない学生に対して、日本語教師ができることは3つあります。

1.学生に「日本に留学に来た目的」を思い出してもらい、モチベーションを上げる

目標に向かう男性

先ほど述べたように、もともと日本語の勉強にやる気のない学生もいます。

しかし、もともと日本語の勉強熱心だったのに、周りの雰囲気に流されている学生もいるかもしれません。

まずは、日本語を学ぶ目的を思い出してもらいましょう。

  • 日本の大学で勉強したい
  • 専門学校で知識をつけて、国に帰って貢献したい
  • 日系企業で働きたい
  • 日本で就職したい

 

日本語を学ぶ目的は人それぞれですが、目的がはっきりすれば、モチベーションも上がります。

こちらの記事「日本語教師として未熟だった私が反省した3つのことと、考えたこと」も参考にどうぞ。

たのすけ
たのすけ
モチベーションを常に高く保てる人の方が少ないと思うので、モチベーションが下がるのはしょうがないです。

 

2.「日本語の授業や勉強が楽しい!」と思えるような授業や工夫をする

レッスン

日本語教師ができることは、学生が楽しく集中できる授業を提供することです。

もしかしたら、学生は授業がつまらないのかもしれません。

私が日本語教師になったばかりの頃、学生が授業にやる気がないのは、「授業がつまらないからだ…」と思って、本当に落ち込みました。

 

スマホで動画を見るのより日本語の授業が楽しければ、一生懸命授業に参加します

「授業を受けて何ができるようになったのか」など、日本語が上手になった達成感を感じられれば、日本語の勉強も楽しくなるはずですよ。

たのすけ
たのすけ
学習者に「楽しくて、この授業を受ければ日本語が上手になる!」と思ってもらえるような授業を提供したいですよね。

 

3.日本語教師から経営者や募集担当者に意見をしてみる

意見

もともとの学生の質を上げる方法もあります。

直接学生を指導する立場にある日本語教師が声を上げなければ、何も変わりません。

募集担当者は学生を集めてくるのが仕事ですから、人数さえ集めればどんな学生でも構いません。

 

日本語教師ができることは、学校の方針に沿う学生はどんな学生か、どんな学生に当校に入学してほしいかのイメージを具体的にして、募集担当者に伝えることです。

 

とはっても、日本語教師(現場)から募集担当者に意見をするのは、なかなか難しですよね。

言っている私もなかなかできることではありませんが、「こういう方法もあるよ!」と頭の片隅に置いておいてもらえたらと思います。

「日本語教師の現場の意見を伝えられたらいいな…!!」ぐらいに、考えてみてください^^

 

日本語学校を変えるのも一つの手段

街

強い想いを持って日本語教師になったのに、一部の学生のために日本語教師が嫌になってやめてしまうのもったいないです。

「勉強にやる気のない学生が多い」と、学生の質の問題で嫌になったなら、学校を変えるのもありです。

 

次に選ぶ学校は、必ず学校・授業見学をさせてもらってはどうでしょうか。

イメージと実際は違うものなので、働きたいと思える職場を探しましょう。

以下の方も言っていますが、学校選びは重要です。

 

日本語教師の働き方は日本語学校だけじゃないので、違う形で日本語教師を続けるのもありです。

【参考】日本語教師の働き方6選|日本語学校?オンライン?どれがいい?

 

現在、私はオンラインで日本語を教えていますが、「のびのび」と「楽しく」働けているので、今の働き方に満足しています。

たのすけ
たのすけ
日本語教師の仕事が好きなら、日本語教師をやめずに続けられる方法を考えてみましょう。

 

【まとめ】最終手段は、働きたいと思える職場に変えよう!

歩く女性のシルエット

「学生に日本語の勉強のやる気がない…」という悩みへのアドバイスをまとめます。

  • 学生に日本語を勉強する目的を思い出してもら、モチベーションを上げる。
  • 「日本語の授業や勉強が楽しい!」と思えるような授業や工夫をする。
  • 学校の方針に沿う学生、入学してほしい学生のイメージを固め、募集担当に伝える。
  • 学校の雰囲気・体質、学生の質はなかなか変わらないので、早いうちに見切りをつける。
  • 自分に合った働きたいと思える学校を見つける。(学校見学・授業見学は必須)

 

せっかく日本語教師になったのに、一部のやる気のない学生のせいで日本語教師をやめるのはもったいないです。

日本語学校を変えてもいいですし、オンラインで日本語を教えるのもいいと思います。

どんどん日本語が上手になっていく、やる気のある学生に日本語を教えるのは本当に楽しいですよ!

 

日本語教師が好きで続けたいなら、続けられるように無理をしないでくださいね。

体調や精神に不調をきたしてしまったら、それこそ日本語教師を続けられなくなってしますますからね。

 

以上、たのすけでした。

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恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。

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