N2(文法分析)

【N2文法解説】~もかまわず|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N2文法「~もかまわず」の説明です。

 

用法

接続

N+もかまわず ~だ→~な/~である
V/A普通形+のもかまわず *なA~だ→~な/~である

 

意味

  • ~を気にしないで。
たのすけ
たのすけ
普通なら気にすることを気にしないで、行動することを表します。

 

例文

  • 明日はN2の試験であるのもかまわず、勉強しないで遊んでいる。
  • ダイエット中なのもかまわず、お菓子ばかり食べている。
  • 弟は母に叱られたのもかまわず、笑っている。
  • 人が見ているのもかまわず、大声で泣いてしまった。
  • 父は体調が悪いのもかまわず、お酒を飲んでいる。
  • 隣の部屋の人は夜遅いのもかまわず、洗濯したり、掃除機をかけたりする。迷惑だ。
  • 最近の若い女性は、電車の中で人目もかまわず、化粧をしている。
たのすけ
たのすけ
「人目もかまわず」は慣用句です。

 

注意事項

  1. 後件には、普通でない行動や意外感のある行動が来る。
  2. 後件に、話者の希望・意向を表す文、働きかけの文は来ない。

 

類似文型との違い

~にもかかわらず

  • 意味は「~のに」と同じ。話し手の意外な気持ちを表す。 (例)高いにもかかわらず、おいしくない。
  • 「~もかまわず」は、「普通は気にすることを気にしないで・・・」、「~にもかまわず」は意外な結果を表す。 (例1)雨なのもかまわず、出かけた。←雨が降っていることを気にしない。 (例2)雨にもかかわらず、出かけた。←出かけたことが意外。

【参考】~にもかかわらず

 

以上、たのすけでした。

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