N1(文法分析)

【N1文法解説】~にひきかえ|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N1文法「~にひきかえ」の説明です。

 

用法

接続

V普通形+(の)にひきかえ
A普通形+(の)にひきかえ
※~な/~である+(の)にひきかえ
N+にひきかえ
※~な/~である+(の)にひきかえ もOK

 

意味

  • ~とは反対に。
たのすけ
たのすけ
前の事柄と「正反対に」「大きく変わって」というときに使います。

 

例文

  • 娘は家事を手伝ってくれるのにひきかえ、息子はゲームばかりしている。
  • 妹は結婚して子供も生まれたのにひきかえ、私はずっと独身だ。
  • 父はお金を全然使わないのにひきかえ、母はお金があればあるほど使ってしまう。
  • 妻は外では優しいのにひきかえ、家ではとても怖い。
  • 先週は忙しかったのにひきかえ、今週はお客様が来なくて、暇だ。
  • 姉は目が大きくて綺麗なのにひきかえ、私は目が小さくて普通の顔だ。
  • 涼しかった去年のにひきかえ、今年の夏は暑い。
  • 兄は頭もよくて、スポーツもできる。それにひきかえ、私は何をやっても上手くいかない。

 

注意事項

  • 主観的な気持ちのときに使う
  • 対照的な性質を持つ2つのものを対比させる。
  • マイナス評価したものについては、不満の感情がる。非難や愚痴の表現が多い。
  • 「それにひきかえ」は、接続詞として使える。

 

類似文型との違い

~に対して

  • 意味は「~とは対比的に」(例)彼は料理が得意なのに対して、私は料理が全然できない。

【参考】~に対して(用法①)

 

~に反して

  • 意味は「~とは反対に」(例)親の期待に反して、大学に進学しなかった。

【参考】~に反して

 

以上、たのすけでした。

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