N1(文法分析)

【N1文法解説】~を兼ねて|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N1文法「~を兼ねて」の説明です。

 

用法

接続

N+を兼ねて

 

意味

  • ~という目的をもって。
たのすけ
たのすけ
「Aを兼ねてB」で、Bの主目的にAの目的も持たせ、複数の目的を果たす意味があります。

 

例文

  • 日本語の勉強を兼ねて、毎日日本のアニメやドラマを見ている。
  • 母は運動を兼ねて、山登りを始めた。
  • 旅行を兼ねて、3週間アメリカに留学する。
  • 結婚記念日のお祝いを兼ねて、旅行に行った。
  • 最近太ったので、ダイエットを兼ねて、ジムに通おうと思っている。
  • 最近料理を始めたので、節約を兼ねて、お昼ご飯はお弁当を作っている。
  • 寝坊したので、朝食と昼食を兼ねて、11時半にマクドナルドでハンバーガーを食べた。

 

注意事項

  • 後件がメインの目的。

 

類似文型との違い

~ついでに

  • 何かをするときに、その機会を利用して他のことも一緒にするときに使う。(例)銀行へ行くついでに、郵便局で手紙を出す。
  • 違いは、「~ついでに」は前件の行動がメインで、後件の行動は追加のサブ的行動。「~を兼ねて」は、後件がメインの目的。(例)買い物のついでに、銀行へ寄る。(一番の目的は買い物) (例)運動を兼ねて、山登りを始めた。(目的は山登りだが、運動も目的にしている)

【参考】~ついでに

 

~がてら

  • 意味は同じだが、「~を兼ねて」は後件がメインの目的だが、「~がてら」は前件も後件も目的になる。(例)ダイエットを兼ねて、ジムに通っている。(一番の目的はジムに行くこと) (例)ダイエットがてら、ジムに通っている。(目的はダイエットとジムに通うことの2つ)

【参考】~がてら

 

以上、たのすけでした。

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