N1(文法分析)

【N1文法解説】~がてら|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N1文法「~がてら」の説明です。

 

用法

接続

Vます形/N+がてら

 

意味

  • ~を兼ねて。
たのすけ
たのすけ
一つの行為をするときに、2つの目的をするときに使います。

 

例文

  • 買い物がてら、銀行でお金をおろして来る。
  • 犬の散歩がてら、郵便局に手紙を出しに行く。
  • 花見がてら、近所を歩きませんか?
  • 最近運動不足なので、運動がてら、犬の散歩をする。
  • 旅行がてら、友達にも会う予定だ。
  • 毎年お正月は、新年の挨拶がてら、夫の実家へ行くことになっている。
  • 私の家の近くに来るときは、遊びがてら家にも遊びに来てください。
  • 東京に住む孫の顔をがてら、初めて東京を訪れた。

 

注意事項

  • 古い言い方。
  • 移動に関係のある動詞がよく使われる。(例)行く、来る、出かける、歩く
  • 前件と後件で同じ主語になる。

 

類似文型との違い

~ついでに

  • 何かをするときに、その機会を利用して他のことも一緒にするときに使う。(例)銀行へ行くついでに、郵便局で手紙を出す。
  • 違いは、「~ついでに」は前件の行動がメインで、後件の行動は追加のサブ的行動。「~がてら」は、前件も後件の動作も、目的。(例)散歩のついでに、コンビニへ行く。(目的は散歩で、その機会を利用してコンビニへも行く) (例)散歩がてら、コンビニへ行く。(散歩もコンビニへ行くことも目的)

【参考】~ついでに

 

~を兼ねて

  • 意味は「~という目的をもって」(「~がてら」同じ意味で使える)
  • 違いは、「~を兼ねて」は後件がメインの目的であるが、「~がてら」は前件も後件も目的。(例)ダイエットを兼ねて、ジムに通っている。(一番の目的はジムに行くこと) (例)ダイエットがてら、ジムに通っている。(目的はダイエットとジムに通うことの2つ)

【参考】~を兼ねて

 

以上、たのすけでした。

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