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「授業力アップ」を目指せる本!|日本語教師に絶対読んでほしい一冊!

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日本語教師になったばかりの方、授業の目的を理解していますか?

授業には、目的があります。あなたの授業を受けたら、学生は何ができるようになりますか?

 

「うむむむ…」

「えーと、えーと…」

 

もごもごしていませんか?大丈夫ですか?

もし、この質問に答えられなかったのなら、今回紹介する本をおすすめします!!

 

たのすけ
たのすけ
この記事を書いているのは、日本語教師のたのすけ(@t_tanosuke)です。以前は日本語学校で専任講師をしていましたが、現在はオンライン日本語教師として働いています。

 

この記事では、日本語教師養成講座に受講中の方、新人の日本語教師の方におすすめの本『日本語教師のための「授業力」を磨く30のテーマ。』を紹介しています。

授業を担当する前に絶対に読んでほしい1冊です!

この本を読めば、授業に対する取り組み方や考え方、ご自身の行動も変わりますよ!

 

「授業力」を上げたいなら、ぜひこの本は必見ですよ。

 

 

授業の目的

授業は、目的をもってすることが大切

虫眼鏡とクエスチョンマーク

なんとなくで授業の教案を作っていませんか?

最初に新しい文型の導入をして、次に練習して、最後に会話練習して、、、

 

授業には目標があって、授業ですることにはそれぞれ「意味」があります。

練習もドリル練習、代入練習、文作などいろいろな練習がありますよね。

練習をするときも、なんとなくで練習を考えてはいけません。

それぞれ練習にも目的をもってやる必要があります。

たのすけ
たのすけ
目的をもって授業をするだけで、授業内容が変わってきますよ。

 

日本語教師に絶対に読んでほしい本

お勧めの本は、『日本語教師のための「授業力」を磨く30のテーマ。』です

今回、私がおすすめするのは、アルクから出版された『日本語教師のための「授業力」を磨く30のテーマ。』という本です。

 

この本は、日本語の教育実習をする実習生2人と指導教員1名のやり取りが会話になって書かれているので、読みやすいです。サクサクサクっと読めちゃいます。

 

この本の特徴を紹介します。

  • テーマが30あり、どれも知っておかなければならないこと。
  • テーマが細かいので、読みたいテーマだけ読んでもいい。
  • 気付きを与えてくれる。(実習生がした授業の問題点や改善案を考えてから、次のページで「どうすればよかったのか」を指導教員がフィードバックしてくれる。
  • 会話文で書かれているので、読みやすい。

 

おすすめの理由は?

ポイント

「日本語教師のための「授業力」を磨く30のテーマ。」という本は、日本語養成講座で講義を聞くより、非常にわかりやすく、大切なことが書かれています。

 

この本は、授業に対する取り組みや考え方、自身の行動も変化するきっかけを与えてくれます。本当にすごい本なのです!

授業の作り方はここに書いてあることを押さえておけば間違いありません。

 

これから日本語教師として授業を担当される方にも、授業を担当する前に絶対に読んでほしいです。

 

本の目次は?どんなことが書かれているの?

本と眼鏡

この本の目次を紹介しますね。

すでに授業を教えている日本語教師の方も、今悩んでいることが書かれているかもしれません。

1.「授業力」について考えよう
2.教案について考えてみよう
3.授業の目標を明確にしよう
4.実際の使用を考えよう
5.授業中に学習者を見よう
6.教科書の前後を見よう
7.語彙の導入を考えよう
8.ゲームの目的を明確にしよう
9.練習について考えよう
10.スモールステップにしよう
11.使えるように教えよう① ☜要チェック
12.知識を実践に生かそう
13.ドリルについて考えよう
14.文法を分析しよう
15.文法を説明しよう
16.類義語を分析しよう
17.「教える」について考えよう
18.使えるように教えよう② ☜要チェック
19.評価について考えてみよう
20.聴解教育を考えよう①
21.聴解教育を考えよう②
22.会話教育を考えよう
23.音声教育を考えよう①
24.音声教育を考えよう②
25.授業を見てみよう
26.授業を振り返ってみよう
27.日本語教師に必要なものを考えよう
28.自己教育力を伸ばそう
29.実習について考えよう
30.「授業力」を高めよう

出典:『日本語教師のための「授業力」を磨く30のテーマ,河野俊之・小河義郎,アルク,2006年

 

養成講座を受講中の方や新人の日本語教師の方には、特に目次の2~18を読んでほしいです。

11・18は、学習者が勉強した文法を使えるようにするために教師として意識しなければならないことが書かれています。

 

【まとめ】授業力を上げたいなら、『日本語教師のための「授業力」を磨く30のテーマ。』がおすすめ!

女の人

『日本語教師のための「授業力」を磨く30のテーマ。』は、本当におすすめの本で、私も繰り返し読んでいます。

養成講座受講中の方や新人日本語教師の方におすすめと書きましたが、すでに日本語教師として活躍されている方も初心を思い出すのに読んでもいいかもしれません。

 

「授業力」というのはすぐには身に付きません。

授業をして、振り返って、それを改善して、その繰り返しで、「授業力」は上がっていきます。

この本には「授業力」を上げるヒントが書かれていますので、ぜひぜひ読んでみてくださいね。

 

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以上、たのすけでした。
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恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。

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