日本語おすすめ参考書

授業未経験の日本語教師へ|内容をマネするだけで授業ができるおすすめの本

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「まだ授業をしたことがなくて、どんな風に日本語を教えればいいんだろう」

「初めての授業、上手にできるかな。不安だな・・・」

こんなこと思っていませんか?

 

この記事は、まだ授業をしたことがなく、授業をするのが不安な日本語教師に向けて、おすすめの本を紹介しています。

私も日本語教師になったばかりのころ、よくお世話になっていた本です。

 

たのすけ
たのすけ
この記事を書いているのは、日本語教師のたのすけ(@t_tanosuke)です。以前は日本語学校で専任講師をしていましたが、現在はオンライン日本語教師として働いています。

 

この記事が、おすすめな人は以下の人です。

  • 日本語教師養成講座で勉強中の方
  • 日本語教師になったけど、教えた経験がない方
  • 日本語教師として経験が浅い方

 

授業に不安があるなら、ぜひ参考にしたい一冊です。

 

 

おすすめの本は、「日本語の教え方ABC」

おすすめの本は、『「どうやって教える?」にお答えします 日本語の教え方ABC』という本です。

 

本のタイトルに「日本語の教え方ABC」とあるように、日本語を教えるためのイロハが書かれています。

授業未経験の方は、この本に書かれていることを実践するだけでも授業が成り立ちますよ。

この本は、見やすい!わかりやすい!使いやすい!の3拍子が揃っています。

 

それでは、「日本語教え方のABC」の本をおすすめする理由を紹介しますね。

 

「日本語の教え方ABC」の本が、おすすめの4つの理由

おすすめの4つの理由です。

  1. 本の内容をそのまま実践すれば、授業ができる。
  2. イラストが豊富で、授業のイメージがしやすい。
  3. コピーして授業につかえる教材がある。
  4. 主要なテキストとの対応表があるので、探しやすい。

それでは、詳しく解説します。

 

本の内容をそのまま実践すれば授業ができる

「日本語の教え方ABC」をおすすめする理由は、この本をそのまま実践すれば授業ができるからです。

日本語教師になりたてのころは教案作成が大変だと聞いたことがありませんか?

【参考】授業準備が終わらない!?~日本語教師が授業準備にかかる時間~

 

この本は、教案作成時にも役立ちます。

下の図のように、構成されています。

「日本語の教え方ABC」の本の流れ

 

教え方の例として、導入の例が載っています。

教師と学生の会話例が書かれており、日本語教師の方が作成する教案と同じです。

次に、ドリル例やタスク例が書かれており、文型を導入した後にどのような練習をすればいいのかがわかります。

最後に会話例が書かれており、応用練習ができるようになっています。

 

もちろん、細かいことを指摘したら、「もっと口慣らしのドリル練習をした方がいいな」などありますが、授業の一連の流れとしては十分参考にできます。

たのすけ
たのすけ
授業の一連の流れがわからないなら、読んでおきたい一冊です。

 

 

イラストが豊富で、授業のイメージがしやすい

て形を教える授業イラスト
出典:寺田和子,三上京子,山形美保子,和栗雅子『日本語の教え方ABC』アルク,1998年

授業をしたことがないと、「ホワイトボードのどこに立ったらいいんだろう…」「絵カードはどこに貼ろう…」「板書の書き方は…?」など、いろいろな疑問がわきますよね。

この本には授業風景のイラストがあるので、授業の様子がイメージしやすいです。

たのすけ
たのすけ
教師の立つ位置、絵カードの貼り方、板書など、授業のイメージがわきますね。

 

コピーして授業に使える教材がある。

日本語教師は授業準備が大変だと言われますが、それと同じくらい教材作成にも時間がかかります。

共通の教材を使用している学校はいいですが、毎回授業で使う教材を自分で使わなければならない場合もあります。

この本には、練習で使える教材がコピーして使えるようになっています。

日本語教師のとっては、本当にありがたいです。

 

▼道案内の授業で使える教材
地図
出典:寺田和子,三上京子,山形美保子,和栗雅子『日本語の教え方ABC』アルク,1998年

道案内の教材を作るのって時間がかかるので、コピーして使えるのはありがたいですよね。

 

▼「て形」の練習で使える教材
主要テキスト対応表
出典:寺田和子,三上京子,山形美保子,和栗雅子『日本語の教え方ABC』アルク,1998年

たのすけ
たのすけ
ぜひ教材を使わせてもらいましょう!

 

主要なテキストとの対応表があるので、探しやすい

主要テキスト対応表
出典:寺田和子,三上京子,山形美保子,和栗雅子『日本語の教え方ABC』アルク,1998年

この本では、初級で学ぶ約150の文型について書かれています。

日本語学校で使う主要テキストと教室活動の何課に対応しているかの、対応表が巻末に載っているので、探すのも簡単です。

 

対応しているテキスト
  • 『みんなの日本語』初級Ⅰ・Ⅱ
  • 『げんき』Ⅰ・Ⅱ
  • 『新文化初級日本語』Ⅰ・Ⅱ
  • 『JAPANESE FOR BUSY PEOPLE』
  • 『おたすけタスク 初級日本語クラスのための文型別タスク集』
  • 『日本語コミュニケーション80』
  • 『絵でマスター にほんご基本文型85』
  • 『人と人をつなぐ 日本語クラスアクティビティ50』
たのすけ
たのすけ
主要テキストを網羅しています。

 

【まとめ】「日本語の教え方ABC」があれば、授業ができます!

『日本語の教え方ABC』の本を紹介しました。

この本は、特にまだ授業をしたことがない日本語教師の方や日本語教師養成講座に通っている方におすすめです。

 

見やすい!わかりやすい!使いやすい!ので、サクサクッと読めてしまいます。

授業の内容に困ったら、まずは、この本に書いてあることを実践するだけでも授業としては成立しますよ。

ぜひ、参考にしたい一冊です。

 

▽本の購入はこちら

 

以上、たのすけでした。

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恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。

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