N3(文法分析)

【N3文法解説】~のこと|例文・用法

たのすけ
たのすけ
N3文法「~のこと」の説明です。

 

用法

接続

N+のこと

 

意味

  • ~について、それに関連すること全部。
  • 気持ちや動作が向けられている人や物事を表す。(対象)

 

例文

  • 先輩、仕事のことで相談したいんですが、ちょっとお時間いいですか?
  • 来週の試験のことを教えてください。
  • 彼が好きなので、のことを何でも知りたいです。
  • 将来のことを考えて、毎月3万円貯金しています。
  • 卒業しても、みんなのことを忘れません。
  • 彼が今日の服装のことを褒めてくれた。
  • 私は田中さんのことが好きだ。
  • 明日のN3の試験のことが心配です。

 

注意点

  1. 好き・嫌いの対象を表す場合は「のこと」を使えるが、人以外の場合は使えない。(例1)私は田中さん(〇のこと 〇が)好きだ。(例2)私は肉(×のこと ×が)好きだ。
  2. 「考える」や思考や記憶を表す動詞(思う・思い出す・覚える)の場合、対象が人やもの、場所を表すときは、「のこと」を使った方が自然。(例1)昔のアルバムを見て、亡くなった祖母(〇のことを △を)思い出した。 (例2)あなたと初めて会った日(〇のことを ?を)覚えてます。

 

類似文型との違い

~について

  • 意味は「~のことを」(例)日本の生活についてどう思いますか?
  • 「Nについて」だと、Nを一つとして捉えているだけだが、「Nのこと」になると、N以外のもの(それに関する情報・問題)が含まれることになる。(例1)田中さんについて知りたい。(ただ「田中さん」を知りたい)(例2)田中さんのことを知りたい。(田中さんの性格、好きなもの、嫌いなもの・・・など田中さんに関連すること全部を知りたい)
  • 「~のこと」に置き換えらえるのは、関連することを表す場合。(例)進学(〇について 〇のことで)相談したいんですが・・・。
  • 「~のこと」が気持ちや動作が向けられている対象を表す場合、置き換えができない。(例)私は田中さん(×について 〇のことが)好きだ。

【参考】~について

 

 

以上、たのすけでした。

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