【N3文法解説】～さえ・・・ば｜用法・例文

たのすけ

N3文法「～さえ・・・ば」の説明です。

用法

接続

N（+助詞）+さえVば/いAければ/なAなら/Nなら
Vます形＋さえすれば
いA～く・なA～で＋さえあれば

たのすけ

文法書によっては、「Vて形＋さえくれれば」「Vて形＋さえもらえれば」という形や、「疑問詞＋かさえ・・・ば」という形もあると書かれています。

意味

• ～という一つの条件が満たされれば、他のことは問題にならない。（それだけで十分）

たのすけ

「これがあればOK！大丈夫！」と、必要最低限度の条件を表します。

例文

• あなたさえいれば、他に何もいらない。
• お金と時間さえあれば、世界を旅行したい。
• スマホさえあれば、鍵もお財布も持たなくて大丈夫！
• 自分さえよければ、他の人は関係ない。
• あの人は性格がとてもいい。顔さえよければ、モテるのに。
• 薬を飲みさえすれば、元気になるはずだ。
• あと5分早く起きさえすれば、遅刻しなかったのに。
• 寒くさえなければ、どこに住んでもいい。
• 結婚相手は優しくさえあれば、お金がなくてもいい。
• 妻はあまり料理が上手じゃない。料理が上手でさえあれば、完璧なのだが・・・。

注意事項

1. 「さえ～ば」の「さえ」は、「すら」に置き換えることはできない。（例）あなた（〇さえ　×すら）いれば、他に何もいらない。
2. 接続の形に注意する。Nする→Nさえすれば/Nしさえすれば（例）勉強さえすれば、勉強しさえすれば、Vている→Vてさえいれば、Vていさえすれば（例）勉強してさえいれば、勉強していさえすれば

類似文型

～さえ

• 意味は「～も」で「～のような極端な例もそうだから、他のことはもちろんだ」（例）日本語を半年も勉強しているのに、ひらがなさえ読めない。

【参考】～さえ

以上、たのすけでした。