日本語の教案

日本語のスペシャルⅡグループの動詞リスト|みんなの日本語、できる日本語、げんき

「日本語にはスペシャルⅡグループがあるけど、どの動詞がスペシャルⅡグループなの?」

日本語教師になったばかりの日本語教師の方、こんな疑問を持っていませんか?

 

たのすけ
たのすけ
この記事を書いているのは、日本語教師のたのすけ(@t_tanosuke)です。以前は日本語学校で専任講師をしていましたが、現在はオンライン日本語教師として働いています。

 

この記事では、「みんなの日本語」「できる日本語」「げんき」に出てくるスペシャルⅡグループの動詞をまとめています。

 

日本語にはグループが3つありますが、Ⅰグループになる規則に当てはまるのに、Ⅱグループになる動詞があります。それをスペシャルⅡグループと呼んでいます。

国文法では、上一段活用と呼ばれる動詞です。

詳しくは、「日本語の動詞とグループの見分け方|パッと見分ける方法を紹介します」の記事に詳細を書いています。

 

事前にスペシャルⅡグループの動詞を知っておけば、学習者に聞かれたときにスムーズに答えられますよね。

日本語教師としては把握しておきたいですね。

その課を教える前に、ぜひ把握しておきましょう!

 

スペシャルⅡグループの動詞リスト

みんなの日本語

教科書動詞(スペシャルⅡグループ)
みんなの
日本語Ⅰ
4課(6時に)起きます
6課見ます
7課借ります
10課います(存在)
11課います(所有)、います(日本に)、います(子供が)
16課浴びます、(電車を)降ります
18課できます(可能)
22課(シャツを)着ます
25課(お金/時間が)足ります
みんなの
日本語Ⅱ
26課見ます/診ます
27課(道が)できます
36課(7時を)過ぎます
43課(荷物が)落ちます
44課(事故が)起きます
45課信じます
50課存じます

 

できる日本語

教科書動詞(スペシャルⅡグループ)
できる日本語
初級
3課見ます、(6時に)起きます
5課借ります
8課います(存在)
9課できます(可能)、降ります
12課浴びます
13課(シャツを)着ます
15課(新しい店が)できます、落ちます
できる日本語
初中級
4課(坂を)下ります
7課煮ます
9課足ります
10課生きます
15課(値段が)下がります

 

げんき

教科書動詞(スペシャルⅡグループ)
げんきⅠ3課見ます、(6時に)起きます
4課います
6課降ります、浴びます、借ります
7課(シャツを)着ます
げんきⅡ14課できます
17課足ります
18課落ちます

 

スペシャルⅡグループを教えるときに気を付けたいこと

日本語の動詞は、漢字が異なり意味が違う動詞があります

例えば、「置きます」と「起きます」は、同じ「おきます」と言いますが、動詞のグループは異なります。

「置きます」はⅠグループ、「起きます」はⅡグループの動詞です。

 

口頭で、「おきます」と言ったのでは、学習者は「置きます」なのか「起きます」なのかわかりません。

ポイントは、コロケーションで伝えることです。

コロケーション:よく使われる言葉の結びつき

 

例えば、「かばんを置きます」と言えば、Ⅰグループの「置きます」ということがわかるし、「朝6時に起きます」と言えば、Ⅱグループの「起きます」であることがわかります。

 

初級で学習するスペシャルⅡグループ単語では、以下に気をつけましょう。

  • 「置きます」と「起きます」
  • 「来ます」と「着ます」
  • 「行きます」と「生きます」(「生きます」は、できる日本語のみ)

 

【まとめ】スペシャルⅡグループは学習者が間違えやすいので、出てきたら伝えよう!

みんなの日本語、できる日本語、げんきの本に出てくるスペシャルⅡグループの動詞をまとめました。

 

学習者はネイティブの日本人ではないので、スペシャルⅡグループが出てきても、わかりません。

スペシャルⅡグループの動詞が出てきたら、学習者に伝えましょう。

 

スペシャルⅡグループの動詞は、学習者にとって覚えにくいです。

覚えやすい方法が日本語教育のためのイラスト教材のサイトで紹介されていましたので、よかったら参考にしてみてください。

 

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以上、たのすけでした。

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