「『つ』がうまく発音できない学習者がいるけど、どうやって指導したらいいの?」
「『つ』と『ちゅ』の発音はどうやって区別して教えればいいの?」
こんな疑問やお悩みを持っていませんか?
発音指導って、難しいですよね・・・。
発音が違うのはわかっても、どう指導すれば発音が直るのか、私もわからずに悩んでいました。
この記事では、発音しにくい言葉として「つ」と「ちゅ」の発音指導の方法を紹介しています。
どうやって学習者に指導したらいいの・・・!?とお悩みなら、ぜひ読んでみてください。
「つ」と「ちゅ」の発音指導の方法
「つ」の発音指導の方法
「つ」を発音するポイントは、舌先を上の歯につけることです。
上の前歯の少し後ろと舌先をくっつけるイメージです。
注意点は、舌が中寄りになると、「ちゅ」の発音になってしまいます。
それから、舌の先に少し力を入れて擦るように音を出します。舌の先だけを感じるように、舌先を使って発音するのがポイントです。
上の歯の裏側と舌先を当てる。少し力を入れると発音しやすい。
「ちゅ」の発音指導の方法
「ちゅ」を発音するとき、舌が「つ」の発音より口の中のほうにあります。
口の中の中央辺りに舌を当てて、擦るように発音します。
「つ」は舌先を当てましたが、「ちゅ」は舌の真ん中を口の中に当てるイメージです。
歯ではなく、口の中と舌の真ん中部分を当てる。
「つ」と「ちゅ」の区別|発音方法
上の図を見てもらえばわかると思いますが(絵が下手ですみません・・・)、
「つ」と「ちゅ」では、舌が当たる位置と、舌自体の当たる位置が違います。
「つ」が「ちゅ」になってしまう場合は、舌を上の歯の裏側に当てることと、舌先を当てることを意識してみてください。
こちらの動画は「つ」と「ちゅ」の発音の仕方について解説しています。
舌を当てる部分や舌の位置がわかりやすく解説されているので、おすすめです。
出典:You Tube
【まとめ】舌の当たる位置と舌の位置に注目しよう!
「つ」と「ちゅ」の発音指導の方法を紹介しました。
発音はすぐに直るものではありません。根気よく続けることが大切です。
私たち日本語教師が忘れてはいけないのは、「つ」や「ちゅ」が上手く発音できなくても、コミュニケーションには何も問題はないということです。
学習者が発音が上手くできないから・・・と感じて、日本語を話すのが怖くならないように、私たち日本語教師は、「間違えても大丈夫」「違っても問題ない」という雰囲気を作っていくことを忘れないようにしましょう。
日本語の一音一音の発音のやり方については、こちらの本がおすすめです。
日本語が上手に聞こえるかどうかは、「つ」や「ちゅ」単体の発音ではなく、イントネーションや拍の取り方の方が大きく関係しています。
それについては「【発音指導】たったこれだけ?日本語の発音の教え方4つのポイント!」の記事で詳しく紹介しているので、ご覧ください。
以上、たのすけでした。
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日本語教師たのすけです。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。