「何回も言葉を紙に書いているのに、なかなか覚えられない…」
「音読してるも、頭の中に入っていない…」
日本語教師の方、こんな学生はいませんか?
勉強のタイプは3つあって、「タイプ別に勉強方法は異なる」ということを知っていますか?
つまり、自分に合わない勉強のやり方をしていても、なかなか日本語は上達しません。
この記事では、3つの勉強タイプと、タイプ別におすすめの勉強方法を紹介しています。
この記事は、以下の人におすすめです。
せっかく勉強するなら、効果的に勉強したほうがいいですよね。
ぜひこの記事を読んで、勉強タイプについて知ってみてくださいね。
目次
勉強方法にタイプがあるの?

結論から言うと、勉強方法には人それぞれタイプがあります。
学生のころを思い出してみてください。
英単語を覚えるとき、どんな覚え方をしていましたか?
「ひたすら書く!一つの英単語を10回書く!」
「声に出して覚える!ひたすら音読!」
「とにかく、見る!見る!見る!」
など、何かを覚えるとき、勉強方法は人それぞれ違いますよね。
私の勉強方法は「ひたすら書く」と「ひたすら読む」でした。
自分に合った方法なのかはよくわからずに、「合格体験記」などを読んで、ただ勉強方法を真似しているだけでした。
勉強方法は、3タイプがある
イギリスの高校では、何かを覚えるときに「3つのタイプに分けて学習方法」を指導しています。
3つのタイプとは、
- 視覚タイプ(見て覚える)
- 聴覚タイプ(聞いて覚える)
- 運動タイプ(身体を動かして覚える)
自分はどのタイプなのか以下のサイトで診断ができるので、ぜひやってみてください。
それでは、3つのタイプについて解説していきます!
視覚タイプの特徴

- 音読より黙読をしたほうがいい。
- 参考書などで勉強ができる。
- テレビやビデオで勉強ができる。
- 勉強をするとき静かな環境を好む。
- リストを作ることを好む。
- ジョークを覚えるのが苦手。
聴覚タイプの特徴

- 聞くことで勉強ができる。
- 1人で勉強することが苦手。
- 音読を好む。
- ロールプレイを好む。
- 人にジョークを言うことを好む。
- 語呂合わせでで勉強ができる。
運動タイプの特徴

- 話すときに身体(手・脚など)が動く。
- 長く机に座っていることができない。
- 興味のあることだけに集中する。
- 勉強をするときに空想にふけってしまう。
- 机の上が散らかっていても、どこに何があるか把握している。
以下のサイトを参考にさせてもらったので、詳しくは以下のサイトをご覧ください。
≫知らずに損していたかも・・・イギリスの学校で教えられている「3つのタイプ別学習法」
タイプ別の勉強方法!タイプ別に勉強方法は異なる!

上記のサイトを参考に、私なりにタイプ別の勉強方法をまとめました。
視覚タイプの勉強方法
- 1人で勉強する。
- 図書館などの静かな環境で勉強する。
- 言葉は何回も書いて覚えたり、イラストを活用して言葉を覚える。
- 重要なところはカラーペンを使ってハイライトしたり、目立たせる。
- カラーペンを使って、重要なポイントをまとめたノートを作る。
- 人に教えてもらう。
聴覚タイプの勉強方法
- 音楽を聴きながら勉強する。
- 語呂合わせや歌で覚える。
- 言葉は何回も声に出して覚える(音読練習をする)。
- CDをたくさん聞いて覚える。
- シャドーイングをする。
- 自分の意見を声に出して伝えて覚える。
運動タイプの勉強方法
- 考えるときは、動く(机に座っていなくてもいい)。
- 勉強中は頻繁に休憩する。
- ロールプレイなどで身体で表現して覚える。
- 覚えるときに声に出すだけでなく、動きながら覚える。
- アプリなどで自分の学習記録をする。
どうでしょうか?
勉強方法のタイプによって、勉強のやり方は違ってきますよね。
合わない勉強方法をやってもなかなか覚えられないので、効率的じゃありません。
【まとめ】勉強方法は、タイプ別に変えよう!

ここまで見たように、人には3つのタイプがあり、タイプによって覚え方が違います。
聴覚タイプの学生に「言葉を覚えるために1個につき10回書きなさい」といっても効率よくありませんよね。
「なかなか学生の日本語が上達しないな…」と思ったら、勉強方法が本人に合っていないのかもしれません。
まずは、学生のタイプを知ってみませんか?
普段の様子から判断してもいいですし、診断テストをやってもらってもいいと思います。
注意してほしいのは、タイプが3つにわけられるといっても、完全にどれかのタイプが100%という人はほとんどいません。
(例)視覚70%、聴覚30%
一つだけをするのではなく、タイプに合った勉強方法をもとに、学生に一番効果が上がるやり方で学習方法を提案してあげましょう!
以上、たのすけでした。
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日本語教師たのすけです。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。