N:名詞、V:動詞、イA:い形容詞、ナA:な形容詞
青枠:板書
赤枠:注意・ポイント
目次
【概要】できる日本語 初級L4(ST3)
Can-do
Can-do | |
課 | 簡単に自分の出身地について友達や周りの人に紹介することができる。 |
ST3 | 自分の国・町の気候や料理について話したり相手に質問したりすることができる。 |
学習項目
学習項目 | |
ST3 | ~ね(共感) |
~は[春・〇月・一年中]、Aですか | |
とても / あまり~ない | |
~はどうですか | |
味覚の語彙 |
できる本語 初級L4(ST3)
Can-doの確認
自分の国・町の気候や料理について話したり相手に質問したりすることができる。
状況イラストの確認
- ここはどこですか。
- (暑そうなパクさんを指して)今、何月ですか。
【チャレンジ1】~ね(共感)
チャレンジの絵
T:パクさんとワンさんが話します。パクさんは何を言いますか。
S:あー、暑いです。
T:では、CDを聞きましょう。
(CDを聞く)
T:パクさんはワンさんに何と言いましたか。
S:毎日、暑いですね。
T:その後、ワンさんは何と言いましたか。
S:そうですね。
(板書をして、リピート)
- あついですね。
- そうですね。
T:まず、「暑いですね」「そうですね」の「ね」を勉強します。
導入

T:何をしますか。
S:お花見をします。
T:そうです。でも・・・あー、寒いです!寒いです!(一人を指して)あぁ~、寒いですね。(もう一人を指して)そうですね。

T:(ジェスチャーをしながら)食べます。あぁ~、おいしい!(女の人を指して)おいしいですね。(男の人を指して)そうですね。
(板書を追加して、リピート)
A:さむいですね。
B:そうですね。
A:おいしいですね。
B:そうですね。
- 「ね」は終助詞で、相手に同意や共感を求めるときに使う。
- 説明が難しいので、ジェスチャーや表情で「ね」を使う場面を理解してもらうとよい。
- 初級L4ST3では共感の「ね」を学習したが、初級L6ST3で確認の「ね」を学習する。
練習
①変換練習
(例)T:暑い S:暑いですね。
②本冊:言ってみよう P78(1)
【チャレンジ2】~は[春・〇月・一年中]、Aですか
T:パクさんはワンさんに聞きます。何を聞きますか。
S:北京は8月、暑いですか。
T:ワンさんは何と言いますか。
S:はい、暑いです。
T:では、CDを聞きましょう。
(CDを聞く)
T:パクさんはワンさんに何と聞きましたか。
S:北京は8月、暑いですか。
T:ワンさんは何と言いましたか。
S:はい、暑いです。
(板書して、リピート)
北京は8月、あついですか。
導入
(日本の降水量のグラフを準備する)
T:日本は6月、雨が多いです。
(タイの年間気温のグラフを準備する)
T:タイは一年中、暑いです。
(板書して、リピート)
- 日本は6月、雨が多いです。
- タイは一年中、あついです。
★~は はる・なつ・あき・ふゆ・〇月・一年中 + A です
- グラフなど視覚でわかるものを準備するとよい。学習者の国のグラフを持ってくるとよりわかりやすい。
練習
①結合練習
(例)T:日本・冬・寒い S:日本は冬、寒いです。
②絵カード練習、または作文練習
(作文練習例)ベトナムは___、____。
③別冊:言ってみよう P15(2)
【チャレンジ3】とても / あまり~ない
チャレンジの絵
T:ワンさんはパクさんに聞きます。何を聞きますか。
S:プサンは8月、暑いですか。
T:(とても暑そうなジェスチャーをしながら)パクさんは何と言いますか。
S:暑い、暑いです。
T:では、CDを聞きましょう。
(CDを聞く)
T:ワンさんは「プサンも8月、暑いですか」と聞きました。パクさんは何と言いましたか。
S:プサンは8月、とても暑いです。
(板書をして、リピート)
プサンは8月、とてもあついです。
導入

T:(女に人を指して)九州は冬、すこし寒いです。(真ん中の男の人を指して)北海道は冬、とても寒いです。(右の男の人を指して)沖縄は冬、あまり寒くないです。

T:(女に人を指して)東京はとてもにぎやかです。(男の人を指して)私の町はあまりにぎやかじゃありません。
(板書を追加して、リピート)
- 九州はふゆ、すこしさむいです。
- 北海道はふゆ、とてもさむいです。
- 沖縄はふゆ、あまり寒くないです。
- わたしの町はあまりにぎやかじゃありません。
★すこし A です。
★とても A です。
★あまり+negative
<イA>あまり+くないです (例)あまりさむくないです
<ナA>あまり+じゃありません (例)あまりにぎやかじゃありません
T:(ジェスチャーをしながら)九州は冬、少し寒いです。(ジェスチャーをしながら)北海道は冬、とても寒いです。(ジェスチャーをしながら)沖縄は冬、あまり寒くないです。「あまり」はネガティブ(negative)と一緒に使います。イ形容詞は「あまり~くないです」、ナ形容詞は「あまり~じゃありません」です。
- 「あまり」はネガティブ表現と一緒に使う。
練習
①変換練習
*「あまり~くないです/じゃありません」の練習
(例)T:あまり・暑い S:あまり暑くないです
②別冊:言ってみよう P15・16(3)練習1・2
③本冊:言ってみよう P78(2)(3)
【チャレンジ4】~はどうですか
チャレンジの絵
T:パクさんはアンナさんに聞きます。何を聞きますか。
S:モスクワは8月、暑いですか。
T:アンナさんは何と言いますか。
S:モスクワは8月、涼しいです。
T:では、CDを聞きましょう。
(CDを聞く)
T:パクさんはアンナさんに何と聞きましたか。
S:モスクワはどうですか。
T:アンナさんは何と言いましたか。
S:モスクワは8月、あまり暑くないです。
(板書を追加して、リピート)
Q:モスクワはどうですか。
A:モスクワは8月、あまりあつくないです。
導入
(チャレンジ③の導入と同じイラストを使用)

T:(女の人を指して)東京は冬、寒いです。(真ん中の男の人を指して)北海道は冬、寒いですか、暑いですか、北海道はどうですか。(右の男の人を指して)沖縄は冬、寒いですか、暑いですか、沖縄はどうですか。
(板書を追加して、リピート)
- 北海道はどうですか。
★ N はどうですか。
T:北海道は冬、寒いですか、暑いですか、わかりません。「どうですか」と聞きます。
練習
①本冊:言ってみよう P78(4)
【チャレンジ5】味覚の語彙
チャレンジの絵
T:(ワンさんの上のイラストの吹き出しを指して)ワンさんはパクに何を聞きますか。
S:韓国は暑い日・・・。
T:(下のイラストを指して)
S:何を食べますか。
T:パクさんは何と言いますか。
S:サムゲタンを食べます。
T:(パクさんの吹き出しの下を指して)
S:とてもおいしいでし。
T:では、CDを聞きましょう。
(CDを聞く)
T:韓国は暑い日にサムゲタンを食べます。サムゲタンは何のスープですか。
S:鶏肉のスープです。
T:サムゲタンはおいしいですか、おいしくないですか、どうですか。
S:とてもおいしいです。
(板書して、リピート)
とてもおいしいです。
導入

T:これは何ですか。
S:チョコレート?
T:そうです。日本語でチョコレートです。チョコレートは甘いです。

T:これは何ですか。
S:コーヒーです。
T:そうです。コーヒーは・・・
S:苦いです。

T:これは何ですか。
S:レモン?
T:そうです。日本語でレモンです。レモンは・・・
S:すっぱいです。
*他に「辛い・おいしい・冷たい・熱い」などの味覚の語彙を一つ一つ導入してもよい。
(板書を追加して、リピート)
- チョコレートはあまいです。
- コーヒーはにがいです。
- レモンはすっぱいです。
練習
①作文練習
(例)___は[味覚の語彙]です。
②別冊:言ってみよう P16(6)
④本冊:言ってみよう P79(6)
やってみよう
①CDを聞いて答える。
②自分の国・町の気候や暑い日・寒い日に食べる物・飲むものをペアやグループで話す。
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以上、たのすけでした。
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日本語教師たのすけです。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。