N2(文法分析)

【N2文法解説】~からといって|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N2文法「~からといって」の説明です。

 

用法

接続

普通形+からといって

 

意味

  • たとえ~という理由・事実があっても。
たのすけ
たのすけ
「~だから当然…だ」という普通に予想されることを否定するときに使います。

 

例文

  • アメリカに10年住んでいたからといって、英語がペラペラ話せるわけではない
  • N1を持っているからといって、会話が上手とは限らない
  • おいしいからといって、食べすぎは体に悪い。
  • 野菜が嫌いだからといって、食べられないわけではない
  • 日本人だからといって、全部の漢字が読めるわけではない
  • お金持ちだからといって、みんなが幸せとは限らない
  • 天気予報だからといって、いつも正しいとはいえない
たのすけ
たのすけ
青いマーカーに注目!注意事項①を見てください。

 

注意事項

  1. 文末は、部分否定の表現が来ることが多い。 (例)~とは限らない~わけではない、~とはいえない
  2. 相手に対する批判や助言、事実関係に関する注意、訂正などが多い。
  3. 会話では「~からって」になる。

 

類似文型との違い

~といっても

  • 意味は「~という事実があるけれども、実際は」(例)フランス語が話せるといっても、簡単な挨拶ぐらいだ。
  • 「~といっても」は事実の一部を否定する言い方で、その事実が理由ではなくてもいい。「~からといっては」は理由でなくてはならない。(例)田中さんは若い(〇といっても ×からといって)、30歳だ。

【参考】~といっても

 

~ものの/~とはいうものの

  • 意味は「~なのは確かだが、…」(例)不景気で、大学を卒業したものの就職できない人も多い。
  • 「~ものの/~とはいうものの」は、後件に事実を述べる文が来る。「~からといって」は後件で意見を述べる。(例1)値段は安いものの、商品の質はいい。 (例2)値段がいいからといって、商品の質がいいとは限らない。

【参考】~ものの/~とはいうものの

 

以上、たのすけでした。

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