日本語教師の就職活動｜履歴書・職務経歴書の書き方

「履歴書に日本語教師の資格をどうやって書いたらいい？」

「日本語教師の応募で職務経歴書が必要だけど、どうやって書けばいいの？」

日本語教師の求人に応募しようと思っている方、上記のようなことで困っていませんか？

私自身、日本語学校に応募するときに、日本語教師の履歴書や職務経歴書に関して情報が少なくて困ったのを覚えています。

たのすけ

この記事を書いているのは、日本語教師のたのすけ（@t_tanosuke）です。以前は日本語学校で専任講師をしていましたが、現在はオンライン日本語教師として働いています。

日本語教師の仕事に応募するとき、履歴書は必須です。職務経歴書に関しては、求められる日本語学校が多いと思います。

最初に書類選考があり、合格しないと面接や模擬授業へ進めません。

応募書類の書き方ができていないために、書類選考で落とされるのは避けたいですよね。

この記事では、日本語教師のための履歴書と職務経歴書の書き方を解説しています。

職務経歴書に関しては、一般企業や日本語学校での勤務経験ありの場合を紹介しています。

私が実際に日本語学校に応募した経験をもとに書いています。

今回紹介している書き方は一例ですが、これから日本語教師の求人に応募するなら、履歴書と職務履歴書を作るときの参考になりますよ。

応募書類の基本

応募書類は手書き？パソコン？

結論は、手書きでもパソコンでもどっちでもいいですが、パソコンで作成したほうがいいです。

理由は、いくつかあります。

応募条件に「手書き」と書かれていない限り、パソコンで作成しましょう。

応募書類は郵送？パソコンメールで送る？

応募書類は、郵送よりもパソコンメールで送りましょう。

なぜなら、採用担当者はパソコンで応募書類が見られたほうが便利だからです。

合否の連絡をする場合にも、そのまま応募メールに返信をすればいいので、メールアドレスを入力する手間がかかりません。

求人欄に採用担当者のアドレスが載っているなら、パソコンメールで応募書類を送りましょう。

履歴書には写真を貼ろう

応募要項に、写真付きの履歴書と書いていなくても、写真を貼りましょう。

直接写真のあるなしで採用に影響することはありませんが、写真がないと「何で写真がないのかな？」と疑問に思いますし、どんな人かイメージしやすいです。

パソコンで応募書類を送るなら、スマホを使って、簡単に履歴書に貼る写真が作成できます。

スマホで撮影すれば何回も取り直しができるので、便利ですよ。履歴書の写真ですから、ベストショットを貼りましょう！

「スマホで撮った写真でも大丈夫？」と思うかもしれませんが、特に採用に問題はありません。

私のおすすめは、「履歴書カメラ」です。

出典：App store

「履歴書カメラ」は写真が綺麗に仕上がるし、操作も簡単なので初めてでも使いやすいです。

スマホで履歴書用の写真撮影をするときに、注意点があります。

たのすけ

写真を加工できますが、加工し過ぎると面接のときに別人になってしまうので、やめましょう。肌をきれいに見せるぐらいがベストです。

応募書類はPDFファイルに変換した方がよい

応募書類をパソコンで送ることが前提ですが、応募書類はWordやExcelのままではなく、PDFに変換しましょう。

採用担当者はPDFファイルの方が見やすいし、応募者にとっても変更を加えられないので、いいと思います。

WordやExcelの応募書類を「名前をつけて保存する」を選び、形式を「PDFファイル」にすれば、PDFファイルに変換できます。

日本語教師の履歴書の書き方

Web上で、履歴書のテンプレートを無料でダウンロードできます。

リクナビでダウンロードできます≫履歴書のテンプレート【無料】

ポイントだけ解説しますね。

学歴の書き方

学歴は高校卒業から書きます。正式名称で書いてくださいね。

職歴の書き方

職歴は、今までの職歴をすべて書きます。

私の場合は、一般企業に関しては部署を記入し、日本語学校に関しては「専任講師」か「非常勤講師」か、わかるように記入しました。

日本語教師の資格

日本語教師養成講座修了の書き方

養成講座の名前は、正式名称を書いてください。

養成講座を受講中の場合は、以下のように書きましょう。

日本語教育能力検定試験の書き方

日本語教育能力検定試験の合格証明書が必要なら、1000円で発行してもらえます。

詳しくは、JEESのHPをご覧ください。≫日本語教育能力検定試験の合格証明書の発行について

受験予定がある場合は、以下のように書きまます。

志望動機

日本語学校に勤務経験がある場合は、なぜその求人に応募したのかを書きましょう。

他の日本語学校にはなく、応募する日本語学校の魅力が伝えられるといいですね。

日本語教師未経験の場合は、日本語教師になった志望動機を書くといいでしょう。

本人記入欄

本人記入欄は、特に書くことがなければ、以下のように書きましょう。

非常勤講師に応募する場合は、希望の勤務時間や曜日があれば記入しましょう。

日本語教師の職務経歴書の書き方

職務履歴書もWeb上で無料のテンプレートをダウンロードできます。

リクナビでダウンロードできます≫職務履歴書のテンプレート【無料】でダウンロードする

私の場合は、リクナビのテンプレートをもとに、書きやすいように少しアレンジを加えました。

職務経歴書は、フォーマットが決まっているわけではありません。

採用担当者の人がわかりやすく、見やすいように簡潔にあなたをアピールできる内容を書けばいいと思います。

職務要約

職務要約は、大学卒業から今までのキャリアを200～300文字程度でまとめます。

私の場合、一般企業や日本語学校の仕事について、簡単に要約しました。

職務経歴

職務経歴には、書き方がいろいろありますが、ここでは実際に私が書いた職務経歴を紹介します。

一般企業の概要の書き方

一般企業については、３つの項目に分けて書きました。

ポイントには、日本語学校で生かせそうなことを書いてアピールにつなげました。

日本語学校の概要の書き方

ここは、日本語学校で勤務経験がある場合の人が対象です。

日本語学校については、以下のことを書きました。

学校名・学生数

学生の主な国籍

大体で構いませんが、以下のように書くといいでしょう。

学生の進学先

各日本語学校の学生の進学先は、文部科学省のサイトでも確認できます。≫日本語教育における外国人留学生の実施状況

担当授業

担当授業についてはいくつかの項目に分けてきました。

私の場合は、以下のように書きました。

EJU（日本留学試験）のクラスも経験がある場合は、記入しましょう。

授業以外の業務

専任講師として勤務していた場合、授業以外に担当した業務内容を書きましょう。

以下、例です。

日本語の使用教材

わかりやすいように項目（初級・JLPT・ビジネスなど）に分けて、使用した教材を書きます。

私の場合は使用した教材が多かったので、半分以上使用したことがある教材を記入しました。

PＣスキル

PCスキルは、Word・Excel・Power Pointの３つの項目にして、どの程度扱えるかを書きます。

以下、例です。

PCスキルの内容については、こちらをどうぞ。≫PCスキルの職務履歴書の書き方

資格・免許

持っている資格を書きましょう。

自己PR

応募する日本語学校で生かせる強みを書きましょう。

次のような流れで書くといいでしょう。

私の場合は、自己PRは５行ぐらいで簡潔にまとめました。

履歴書・職務経歴書を作成するときの注意点

履歴書や職務経歴書を作成するときは、誤字・脱字に気をつけましょう。

よく間違えがちなのは、「ら抜き言葉」です。

また、わかりにくい日本語もよくありません。

日本語教師に応募するわけですから、誤字・脱字がないように完成したら何回もチェックしてくださいね。

応募書類のメールの書き方

応募書類のメールの書き方例を紹介します。

【まとめ】さっそく日本語教師の求人に応募してみよう！

履歴書と職務経歴書の書き方はわかったでしょうか。

正しい書き方で履歴書・職務経歴書が書ければ、ビジネスマナーがある人、常識がある人と思ってもらえます。

職務履歴書は自分だけがわかるように書いてはダメです。

採用担当者の人は、あなたがどんな人で今までどんな経験をしてきたのか知らないので、相手が見てわかるように書きましょう。

応募書類ができたら、さっそく日本語教師の求人に応募してみましょう。

日本語教師の就職試験については「日本語教師の就職試験｜模擬授業って何するの？合格のポイントは？」の記事をどうぞ。

日本語教師になる前に、事前に授業に必要な準備のやり方と、日本語教師としておさえておきたいことを知っておきませんか・・・？

そんな内容をギュッと7日間にまとめました。

以上、たのすけでした。