「もっと詳しく日本語について知りたい」
「インターネットや今持っている参考書では、調べたいことが載っていない」
こんなこと思っている日本語教師の方はいませんか?
この記事では、中級以上を教えるようになったら手に入れておきたい本として「基礎日本語辞典」を紹介しています。
私は、どの文法書を見ても探している答えが見つからないときに、「基礎日本語辞典」を使って調べています。
「どこにもない!ない!ない!」となったら、登場します。うん、お助けマンです。
「基礎日本語辞典」は、どこを調べても見つからなかった答えが載っているので、とても役に立っています。
「基礎日本語辞典を買おうか迷っている」
「インターネットや今持っている文法書では、調べててもわからないことがある」
こんなことを思っているなら、ぜひ「基礎日本語辞典」を検討してみてください。
(注意)日本語教師になったばかりの方や、最初に購入する日本語の参考書としてはお勧めしません。
まずはこちらの参考書をおすすめします。
≫新人日本語教師に必須の本!日本語教師になったら購入するべき本5冊~
≫日本語教師に必須の「初級文法の本」はコレ!~購入するべき本3冊~
≫中級以上を教える日本語教師へ!おすすめの文法の本【厳選5冊】
目次
「基礎日本語辞典」を紹介します
紹介するのは角川学芸出版から出版されている『基礎日本語辞典』という辞書です。タイトル通り基礎の日本語が多いです。
「基礎日本語辞典」のおすすめポイント
「基礎日本語辞典」のおすすめポイントを紹介します。
「基礎日本語辞典」は、分析がめちゃめちゃ細かいです。
例えば、「~られる」は受身と可能の意味に分けて、11ページも説明が書いてあって、読み応えがあります。
どの日本語の文法書もこんなには書いていないと思います。
読み応えたっぷりなんですが、絵も載っているのでわかりやすいです。
『基礎日本語辞典』は言葉だけでなく、文型も載っています。
インターネットで検索したり他の参考書を見たりしてもなかなか答えが見つからない場合は、『基礎日本語辞典』に詳しく載っている場合もあります。
▼後ろに索引があり、探したい言葉を探しやすくなっています
出典:森田良行『基礎日本語辞典』KADOKAWA,1989年
「基礎日本語辞典」のおすすめできないポイント
「基礎日本語辞典」のおすすめできないポイントは、おすすめポイントの逆です。
お助けマン的参考書なので、細かすぎるぐらいでちょうどいいのかもしれません。
分析はどれぐらい詳しいの?
「基礎日本語辞典」は、どれぐらい分析が詳しいのか、解説しますね。
「食べる」という言葉を調べてみました。
出典:森田良行『基礎日本語辞典』KADOKAWA,1989年
類義語との使い分けも詳しく書いてあります。
「食べる」との違いとして、「飲む/すする/しゃぶる/なめる/噛む/吸う」が比較で書いてあります。
出典:森田良行『基礎日本語辞典』KADOKAWA,1989年
出典:森田良行『基礎日本語辞典』KADOKAWA,1989年
「類語例解辞典」との違いは?
似たような参考書に『類語例解辞典』があります。
この辞書も類語の使い分けが載っているので、おすすめです。
分析の詳しさでいけば、『基礎日本語辞典』のほうですね。『類語例解辞典』は使い方を調べるのに便利です。
「類語例解辞典」は、「JLPTのN3以上を教えるときに「類語例解辞典」が役に立つ!」の記事で紹介していますので、よかったらどうぞ。
【まとめ】「基礎日本語辞典」は細かい分析を調べたいときに便利!
『基礎日本語辞典』は、細かい分析を調べたいときに便利です。
こんな方には、ぜひおすすめしたい一冊です。
タイトル通り”困ったときのお助けマンの参考書”として「インターネット、参考書のどこを探しても答えがわからない」ときには、ぜひ『基礎日本語辞典』で調べてみてください。
▽こちらで購入できます
以上、たのすけでした。
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日本語教師たのすけです。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。