N2(文法分析)

【N2文法解説】~に際して|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N2文法「~に際して」の説明です。

 

用法

接続

V辞書形/N+に際して

たのすけ
たのすけ
名詞は「Nする」で使える名詞を使います。

 

意味

  • ~する前に。
たのすけ
たのすけ
新しいことを始めるとき、あることが終わる「直前にする」ときに使います。

 

例文

  • 携帯電話を申し込むに際して、在留カードが必要です。
  • N2の申込をするに際して注意事項を読んでください。=N2を申し込むに際して、注意事項を読んでください。
  • パソコンを購入するに際して、店員が使い方を説明してくれました。
  • 引っ越しに際して、近所の人に挨拶をしました。
  • 就職に際して、スーツや靴を買いに行きました。
  • 退院に際して、お世話になったお医者さんにお礼を伝えました。
  • システムのご利用に際しまして、こちらの説明書をお読みください。

 

注意事項

  1. 硬い言い方。
  2. 「~に際しまして」は、より改まった言い方。
  3. 前件には「入学・卒業・就職・結婚・引っ越し・旅行・入院・退院・申し込み・注文・購入」などのNやVが来る。←その場一回だけの特別な時を表す言葉につく。

 

類似文型との違い

~にあたって/~にあたり

  • 意味は「~する前に」
  • 「~に際して」は直前にするときに使うが、「~にあたって/~にあたり」は、前もってするときに使う。(例1)面接に際して、髪を切りました。←面接の前日に切った。 (例2)面接にあたり、髪を切りました。←面接の一週間前に髪を切った。

【参考】~にあたって/~にあたり

 

~に先立って

  • 意味は「~する前に/~の前に」
  • 「~に先立って」は、必要なことを前もってするときに使う。(例)会社の面接を受けるに先立って、インターネットで会社のことを調べました。←会社の面接を受けるのに、必要だから会社を調べた。

【参考】~に先立って

 

~際(に)

  • 意味は「~とき/~機会に」
  • 「~際に」はそのときのことに使うが、「~に際して」は前のことに使う。(例1)面接の際に、履歴書を持ってきてください。←面接のときに履歴書を持っていけばよい。 (例2)面接に際して、履歴書をメール送ってください。←面接の前に、履歴書をメールで送る。

【参考】~際(に)

 

以上、たのすけでした。

日本語教師向けのまとめ記事一覧

日本語教師のまとめ記事はこちら

日本語教師になりたい方向けのまとめ記事
授業のやり方や教え方で悩んでいる日本語教師の方向けのまとめ記事
【完全保存版】日本語授業のやり方や教え方がわかるまとめ記事
働き方で悩んでいる日本語教師の方向けのまとめ記事

日本語教師たのすけです。

恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。

詳しいプロフィールはこちら