N2(文法分析)

【N2文法解説】~に先立って|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N2文法「~に先立って」の説明です。

 

用法

接続

V辞書形(の)/N+に先立って

たのすけ
たのすけ
名詞は「Nする」になる名詞を使います。

 

意味

  • ~する前に。~の前に。

 

例文

  • 日本に留学するに先立って、日本語の勉強を始めました。
  • 結婚式をするに先立って、ウェディングドレスを選びました。
  • CDが発売されるに先立って、公式サイトで曲がダウンロードできます。
  • 大学の入学に先立って、オリエンテーションがあります。
  • オリンピックの開会に先立ちまして、注意事項を申し上げます。
  • 国際試合に先立って、国家を歌います。
  • 9月5日のグランドオープンに先立って、プレオープンが9月1日に行われます。

 

注意事項

  1. 儀式や行事など、フォーマルな場面で使われることが多い。
  2. 「~に先立ちまして」は、より改まった言い方。
  3. 順序関係がはっきりしている。

 

類似文型との違い

~にあたって/~にあたり

  • 意味は「~する前に」
  • 「~に先立って」は順序に焦点が置かれるが、「~にあたって」は状況に焦点が置かれる。(例2)国際試合(〇に先立って ✕にあたり)国家を歌います。←「~に先立って」を使ったほうが、順序がより強調されるよい。

【参考】~にあたって/~にあたり

 

~に際して

  • 意味は「~する前に」
  • 「~に際して」は直前にするときに使うが、「~に先立って」は、前もって必要だからするときに使う。(例)今から利用する(〇に際して ✕に先立って)、この説明書を読んでください。←直前のことなので、「~に先立って」は違和感。

【参考】~に際して

 

以上、たのすけでした。

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