N3(文法分析)

【N3文法解説】~をきっかけに|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N3文法「~をきかっけに」の説明です。

 

用法

接続

N+をきっかけに
N+がきっかけで

たのすけ
たのすけ
「Nをきかっけにして」「Nをきっかけとして」という使い方もあります。

 

意味

  • それをするようになったのは、~だからだ。
たのすけ
たのすけ
具体的な出来事(行動)を機会に、変わったときや発展したときに使います。

 

例文

  • K-POPアイドルをきっかけに、韓国語の勉強を始めた。
  • アニメをきっかけに、日本文化に興味を持った。
  • 大学の入学をきっかけに、一人暮らしを始めた。
  • 結婚をきっかけにして、家事をするようになった。
  • 外見がきっかけで、彼女を好きになった。
  • 友達に勧められたのがきっかけで、その本を読んでみた。
たのすけ
たのすけ
青いマーカーに注目!注意事項①を見てください。

 

注意事項

  1. 動詞を使いたいときは、「Vた形+の」を使う。(例)中国に旅行したのをきっかけに、中国の勉強を始めた。
  2. 前件と後件は、別の行為が来る。
  3. 因果関係がはっきりしているものは使えない。(例)腐った肉を食べたのがきっかけで、お腹を壊した。×

 

類似文型との違い

~をけいきに(して)

  • 硬めの表現。
  • 時代や社会、人生の転換期となるような大きな出来事が来る。(例)東日本大震災をけいきに、防災に対する関心が高まった。
  • 「~をけいきに(して)」は、後件にプラスの表現が来るが、「~をきっかけに」はプラスでもマイナスでもよい。(例1)交通事故(〇をきっかけに ✕をけいきに)、車いすになってしまった。 (例2)社会人になったの(〇をきっかけに 〇をけいきに)、一人暮らしを始めた。

 

~をきに

  • 「これまでの状態を変えるのに、ちょうどいい機会だ」というニュアンスを含む。
  • 個人的なことに使われる。(例)子供が生まれたのをきに、たばこをやめた。

 

以上、たのすけでした。

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