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たのすけ
N2文法「~あげく(に)」の説明です。
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用法
接続
Vた形/Nするの+あげく(に)
たのすけ
名詞は「Nする」になる名詞を使います。
意味
- ~した結果、最後に…。
たのすけ
いろいろあった後に、最終的に好ましく残念な結果になってしまったときに使います。
例文
- お店で1時間も迷ったあげく、何も買わなかった。
- 人気のケーキ屋さんに2時間も並んだあげく、売り切れてしまって買えなかった。
- たくさん話し合ったあげくに、夫と離婚することにした。
- さんざん悩んだあげく、アメリカではなくイギリスに留学した。
- 1時間も待ったあげくに、コンサートは中止になった。
- あの客はさんざん文句を言ったあげく、何も買わずに帰っていった。
- 友達からさんざん借金したあげくの果てに、彼は逃げてしまった。(慣用的表現)
- 喧嘩のあげく、私は彼と別れることにした。
- 1日中議論のあげく、何も決まらなかった。
- 母は一人で3人の子供育て、苦労のあげく、亡くなってしまった。
注意事項
- 1回だけのことや軽いことには使えない。
- 「いろいろ・さんざん・長い間」などの強調する言葉と一緒に使うことが多い。
- 「あげくの果てに」は慣用表現。「~あげく」をより強調した言い方。
類似文型との違い
~末(に)
- 意味は「~した結果、最終的に…」
- 「~あげく(に)」と違い、「~末(に)」はプラスのことにも使える。(例)お店で1時間も迷った(〇末 ✕あげく)、赤い鞄を買うことにした。
- 「~末(に)」の方が「~あげく」よりも客観的。
【参考】~末(に)
~上に
- 意味は「~だけでなく、さらに(いいことや悪いことが重なる)」(例)家に食べるものがない上に、買うお金もない。
- 「~上に」はポジティブな意味でも使えるが、「~あげく(に)」はネガティブな意味になる。(例)有名な歌手に会えた(〇上に ×あげく)、写真も撮ってもらった。
- 「~上に」と違って、「~あげく(に)」は時間の流れがないと不自然。(例)田中さんは遅刻した(〇上に ×あげく)、レポートも忘れた。
【参考】~上に
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以上、たのすけでした。
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日本語教師たのすけです。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。