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たのすけ
N3文法「~上に」の説明です。
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用法
接続
普通形+上に
*N‐な/である、なA‐な/である の形もある。
意味
- ~だけでなく、さらに(いいことや悪いことが重なる)。
たのすけ
「~上に」を使うことで、評価を強調します。
例文
- 鈴木さんは日本語の先生である上に、ピアノの先生でもある。
- 田中さんは、ハンサムな上に、優しい。
- 私の仕事は大変である上に、給料も高くない。
- IPhoneは使いやすい上に、カメラの性能もいい。
- 彼の家は狭い上に、ごみがたくさんあって汚い。
- 家の中に食べるものがない上に、買うお金もない。
- 有名な歌手に会えた上に、一緒に写真も撮ってもらった。
注意事項
- 前後には、「+と+」「-と-」の同じ評価の言葉が来る。(例)サイゼリヤは安い(+)上に、おいしい(+)。
- 「~上に」の「に」は省略することも可能。(例)この映画は長い上、つまらない。
- 後件に、働きかけの文はこない。(例)仕事が忙しい上に、働きたくない。✕
類似文型との違い
~に加えて
- 意味は、「~だけでなく、さらに」(例)22時以降に食事すると、食事代に加えて、サービス料も払わなければならない。
- やや改まった表現。
【参考】~に加えて
~ばかりでなく…も
- 意味は、「~だけでなく、さらに…」。「~」には当たり前の事柄がくる。(例)お菓子ばかり食べていたら、太ったばかりでなく、顔にニキビもたくさんできてしまった。
- やや改まった表現。
【参考】~ばかりでなく…も
~あげく(に)
- 意味は「~した結果、最後に…」(例)お店で1時間も迷ったあげく、何も買わなかった。
- 「~あげく(に)」はネガティブな意味で使うが、「~上に」はポジティブな意味でも使える。(例)有名な歌手に会えた(×あげく 〇上に)、写真も撮ってもらった。
- 「~あげく(に)」は時間の流れがないと不自然だが、「~上に」は前件・後件で独立していてもよい。(例)田中さんは遅刻した(×あげく 〇上に)、レポートも忘れた。
【参考】~あげく(に)
~上で
- 形は似ているが意味は異なる。
- 意味は「まず~して、それから~(順序)」(例)書類はよく確認した上で、サインしてください。
【参考】~上で
~上は
- 形は似ているが意味は異なる。
- 意味は「~だから、当然/必ず~」(例)会社を辞めると決めた上は、きちんと今後のことを考えなければならない。
- やや改まった言い方で書き言葉。
【参考】~上は
~上では/~上(は)
- 形は似ているが意味は異なる。
- 意味は「~の観点から見れば/その範囲に関して限定しれ見れば」(例)20歳未満の禁酒は法律上禁止されている。
【参考】~上では/~上(は)
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以上、たのすけでした。
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日本語教師たのすけです。
恥ずかしがり屋で引っ込み思案・周りの目を気にしすぎる私でも、日本語教師の仕事にやりがいを持って働けるようになった授業のやり方を中心に、発信しています。