N3(文法分析)

【N3文法解説】~べきだった/~べきではなかった|用法・例文

たのすけ
たのすけ
N3文法「~べきだった/~べきではなかった」の説明です。

 

用法

接続

V辞書形+べきだった/できではなかった *する→するべきだった/すべきだった

 

意味

  • ~しなければよかった
  • ~しないほうがよかったのに(~してしまった)
たのすけ
たのすけ
過去のことを振り返って、後悔・反省・不満などの感情を表します。

 

例文

  • N3に不合格だった。もっと勉強するべきだった(すべきだった)
  • お客様からクレームがあったら、すぐに報告するべきだった(すべきだった)よ。
  • こんなに景色がきれいなら、カメラを持って来るべきだった
  • 授業中眠かった。昨日は2時まで起きているべきではなかった
  • 本当のことを言うべきではなかった

 

注意事項

  1. 話者の主張を言う時に使う。
  2. 「~べきだ」自分には使えない。(例)明日はテストだから、今日はたくさん勉強するべきだ。←自分に対して「~べきだ」は使えないので、「勉強するつもりだ」が自然。

 

類似文型との違い

~なければならない

  • 規則で決まっているときは、「~なければならない」を使う。(例)外国人は在留カートを(✕持つべきだ 〇持たなければならない)←外国人が在留カードを携帯するのは、日本の法律で決まっている。
  • アドバイスの意味で使う時は、「~なければならない」の方が「~べきだ」よりも強い意味になる。
たのすけ
たのすけ
「~べきだ」は話者の主観が入るから、意味が少しだけ弱くなります。

 

~はずだ

  • 推量・確信の意味。(例)10年も日本にいるのだから、日本語が上手なはずだ

【参考】~はずだ

 

形が似ている文型

~べきだ/~べきではない

  • 意味①「~するのが当然だ/~したほうがいい/~しないほうがいい」(例)約束は守るべきだ
  • 意味②「~したほうがいい(勧め)/~してはいけない・~しないほうがいい(忠告)」(例)A:仕事を辞めない・・・。B:続けるべきだよ。/辞めるべきではないよ。

【参考】~べきだ/~べきではない

 

以上、たのすけでした。

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